0625Lets Do It Again · J Boog | world reggae reunion

world reggae reunion

レガエの残党(カリブのJA国&東洋のJA国)

スーパーの店内、ヒョーコとセンタが真剣な顔つきで商品を探している。

センタ: 「これだ!ココナッツ!イチエさんの心を砕く…いや、震わせるアイテムだ!」

ヒョーコ: 「砕いたらダメでしょ!しかも、これ食べるとしたらどうやって??」

センタ: 「・・・イチエさんなら、たぶん知ってそうだから!男のロマンをわかってるひとだからな~!」

ヒョーコ: 「ロマンって言うなら、このパイナップルのトゲトゲこそ象徴的じゃない?」

センタ: 「トゲトゲ?それ持たせたらイチエさんが刺さるわ!」

ヒョーコ: 「…いま、アタシ・・・持ってるんだけど!トゲトゲ痛いの我慢して…」

センタ: 「へー?で?・・・ちがうな・・・それじゃない。次!移動!」

ヒョーコ: 「…え?このパイナップルどうするのよ!…戻しとこっと」


調味料コーナーでは、センタがスパイスの棚に釘付け。

さらにセンタは、がオールスパイスの瓶を高らかに掲げて勝ち誇ったように語る。

センタ: 「見てくれ、ヒョーコ!これがオールスパイスだ。スパイス界のキングだよ!ボルト選手だ!ボブマーリーだ!!」

ヒョーコ: 「キング…?ただのスパイスでしょ。しかも‘オール’ってことは何でもアリってこと?」

センタ: 「その‘何でもアリ’がすごいんだって!これひとつでクローブ、シナモン、ナツメグの風味が出せる。スパイスのオールスター集合だよ!」

ヒョーコ: 「でもさ、それって味がごちゃごちゃしない?例えば、料理に使うとして、それ大丈夫?」

センタ: 「いやいや、これがジャマイカ料理の魂だぞ。特に‘ジャークチキン’!ジャマイカ発祥で、地元では‘ジャマイカペッパー’とも呼ばれてるんだ。この味わいがイチエさんの心に響くと確信してる!」

ヒョーコ: 「ジャマイカ…。行ったこともないのにまたよくそんなにウンチクが語れること。でもその熱意だけは伝わったわ。」

センタ: 「伝わるだけじゃダメだ!このスパイスが持つ物語を届けるんだ。だって、コロンブスがヨーロッパに持ち帰ったんだぞ。世界が認めたスパイスさ!」

ヒョーコ: 「コロンブスまで話を広げるんだ…。それって、ダイジョーブ?」

センタ: 「そうかなあ・・!イチエさんがこれを使って新しい料理を生み出す、それが最高の結末だろ!」

ヒョーコは少しかなり呆れながらも、その熱意に根負けしてカゴにオールスパイスを入れた。センタは誇らしげに笑みを浮かべ、ふたりは次なるコーナーへと進んでいった。

鮮魚コーナーへ移動

センタ: 「あ!モーリタニアから来た、タコだって!これかな?」

ヒョーコ: 「え?それどこ?私たちは行ってないわよ」

センタ: 「あ!じゃあこれか?ノルウェーから来たサーモン?」

ヒョーコ: 「ノルウェーは確かに行ったけど・・・なんかぴんと来ないわ」

惣菜コーナーへ移動

ヒョーコ: 「見て!ホッケの塩焼き!これぞ思い出の味!疲れた体をほぐす最高の癒しよ!クルーズ船内の居酒屋ナミヘイの定番だったのよ♪」

センタ: 「それ、癒しだったの?ただの・・・ホッケの塩焼きが?」

ヒョーコ: 「塩味が命なの!あなた、ほんっとに!人生の味付け分かってないわね~。」


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