youtubeには世界中のレゲエ・シンパシーが集っている。
ユネスコ無形文化遺産に登録されるずっとずっと前から、我々「レガエの残党」は知っていた。
この音楽は言葉も宗教も国境も超えると。
一方で、「レゲエはジャマイカで死んでしまったのか?」というコメントも時々見てきた。
いや、死んでなんかいない。むしろ世界中に永遠の命が生まれたのだ。
反骨、抗議、レゲエの強いメッセージを好まぬ人々も多いことは百も承知。
閉じ込めたければ力ずくでいつまでも閉じ込めておくがいい。
根負けするのはそっちだということを私たちは知っている。
自分たちの主張したい唄と、売るために求められる唄のギャップに苦しむアーティストは多いかもしれない。
喰うためにいっときチャラチャラ路線に転じたとしても、目をつむって許す覚悟も備わった。
さて、ここから再び始めよう。
レガエの残党は、微動だにしない門番なのだから。風の中に立ち尽くすことが役目かもしれない。
中間搾取者が一番楽に儲けると商業科の授業で習ったことは真実だった。
世の中はどこまでもアンフェアで不条理だ。