就任関連記事で埋め尽くされた感のある本日のJO紙。
ジャマイカは独立から50年と少しだが、首相の座に就いた人数は少なく、JO紙によると彼は9人目の総理大臣。トリビア?→(本人は、過去に僅か二カ月程のの首相在任経験あり)
このへんからして日本とは大きく違う。
もっと違うところをご紹介。
就任セレモニーが、屋外。
もちろんそれ用のちゃんとした会場だとは思うが、集まる人達(見物か?)の車が殺到、交通渋滞が発生した模様。
他にもある。
本日のJO紙の表紙には、ここでも以前紹介したシンガー、ネスべスと首相の横顔ツーショット。
そう、憶えておられるかたは少ないかもしれないが、今回の選挙の「共通」キャンペーンソング「my dream」を唄った彼である。
歴代首相や現役政治家が顔を並べる就任セレモニーにはシンガーも登場しているのだ。
もしかしたら「二次会」的な宴の可能性もあるが、にしてもシンガーと首相が一緒にステージ?に。
もしかして、マイ ドリーームを合唱か?
ちなみにネスべスはドレッドだが一応「ダンスホール」系の括り内、ゆえにラスタとしての厳密度は不明。
しかし、かつてボブ・マーリー(の曲)をどちらの陣営に・・・と対立したという逸話が本当であるとしたら、この変化は大きい。
過去に比較したら多少冷静に行われた感のあるジャマイカの選挙だが、やはり日本と比べると温度はまだまだ相当高いのだった。
ところが。
(うまくやったな、ネスべス・・・)と微笑もうと思ったら。
彼の愛妻が先月に亡くなっていたことを知る。
・・・これは辛い。
死因は不明だが、どんな思いでこの数か月間、あの曲を歌ってきたのだろう。
ネスべスと二人で一緒に夢を見てきたはずだ。
このことを知って、ネスべスの曲を聴くと、やるせない。
もう一人、ルシアーノの息子が命を奪われた。
「SWEEP of MY SOUL」や他のポジティブなメッセージの込められた珠玉の曲を、この先、彼が歌い続けられるのだろうか。
本当に心の底から憂える。
若かりし頃、レゲエの持つポジティブさに魅せられた。
しかし、その何倍ものネガティブなことや不条理がジャマイカにはあることを、10年以上の関わりの中で、自分自身の体験としても知り、思い知らされてきた。
本当にもう無理だ、手を引こうと思ったことは数え切れないほどある。
だが、それが自分を鍛えてくれたと今では思えるまでに。
成長したのだろうか、ライフワークに今ではなった。
ピースボート乗船から12年。
現地ラスタマンにお勧めをお願いし、買ったCDを久しぶりに聴いてみた。
あら?
よく見ると、新しい発見が。
これ、グラミー賞を取っ手もおかしくない名盤では。
冒頭から♪ギブ プレイス ラスタファーライ(2006来日時を思い出しますね)、Ft.モーガン・へりティジあり(良い曲です)、なんとディーン・フレイザーがプロデュースと記してあるのは、長い間、気がつかなかったです。
ちょっと曲数が多すぎかな、もうちょっと精査してもと思いますが、ルシアーノを初めて聴くならこれは大変に良いと思います。
Serious Times/Luciano

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いつかの答え・・・天使のささやき:スリー・ディグリーズでした。
まだあった?
あ、飲料ね。
正解は、カナダ・ドライでした。
今後も御達者クイズ続行です。
わたくしが楽しんでいるので・・・(^▽^;)