またIMFか | 日経225デイトレード波動分析、日柄分析

日経225デイトレード波動分析、日柄分析

日経225デイトレードで重要な波動と日柄を公開します
相場は様々な外部要因、材料で動きますが
結局大きな流れでは波動と日柄に逆らうことはできません

●日経平均は 9411円 163円安

ユーロ円相場の急落から午後になって売り叩かれて安値引け

世界的な景気減速やギリシャの債務

QE2の終了(アメリカの景気後退とインフレ同時発生リスク)、国内政局など

問題山積みですが今週はSQ後の 高値を試す週になるはずでした。

しかし、戻りが弱い・・。そろそろ変化日です。

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチが14日発表した

6月のファンドマネジャー調査では、日本株は最もオーバーウエートしたくない市場となっていました。

PBR1倍を割り込む銘柄も多く、割安感から下値で買いを入れる海外勢もいるようですが


東京証券取引所がまとめた6月第2週(6月6日―6月10日)の3市場投資主体別売買内容調査によると、

海外投資家が398億8154万円の売り越しとなっています。 売り越しは2週ぶりです。
http://www.tse.or.jp/market/data/sector/index.html

財務省が発表した6月5日─6月11日の対外及び対内証券売買契約等の状況によると、

対内株式投資は768億円の資本流出超となっています。

じわじわと日本買いも終わりに近づいています。



とにかく高値つかみ注意とか、均衡表は逆転(売り転換サイン3つが揃ったまま)しているとか

割安感しか買い材料が無いとか・・・・・

お伝えしてきており、ここまで戻り売りスタンスで成功しています
(毎日のオープニングトレード、デイトレは別です。スイングでの時間軸の話です)

このまま


6月7日 ザラ場安値 9358円を割り込むと

大した戻りも無いまま下落に入る可能性があります。


2月17日高値 10891円から3月15日安値 8227円の

半値戻しの9559円から9700円までは出来高が多く

重たいゾーンになります。この戻り売りに耐えられず

戻り切れず、中途半端に下げると、もみ合いが続き


波動らしい波動も無いまま時間が経過する可能性もあります。



NYダウの週足は今週も陰線引けをすると七陰連となります。

昨晩のNYでは住宅と、新規失業保険週間申請件数に予想より

良い数字が出て

NTダウは64ドル高11961ドル。


昨日も書いたようにアメリカの景気後退、インフレ同時進行シナリオも

見えてきてバーナンキ議長も追加緩和策を打ち出すことが難しい環境におかれている感じです。

こうなると日経平均は主体性無く一気には下げなくても

海外に連れてジリジリ安くなるかも知れません。


あまり下がらないと買いたい気持ちも出て来ますが

買うのは下げてからでも良いのでは。



一応この後の波動を書いておきますが
SQ後の戻りが思ったよりも弱い可能性大。


9000円割れ前に一旦止まってから

9000円割れ 下値目処へ・・・という波動でしょうか・・・。




SQ後 9797円(9700円)~9921円(10017円)

→9143円~9115円  → 9415円~9480円

→ 下値目処は 8156円、7623円・・。




NYダウは
綺麗な三尊天井形成となる下記11554ドルは
目先の下値目処として収まりがよさそうです。
一旦はここまで下がらざるを得ないのでしょうが
そこで止まらず、9127ドルも・・。

※※
2009年3月安値 6469ドルから
2010年4月高値 11258ドル
2010年7月安値 9614ドル

の中期上昇トレンドの上値目標は
12403ドル 12759ドル 12902ドル
というところです。

4月28日に 12876ドルまで到達後
下げています。

上記目先上値目処達成で、波動的にはおさまりよく
下落局面入りとなっています。


NYダウが2007年10月高値 14198ドルから
リーマンショック、金融危機の2009年3月安値 6469ドルをつけて
今回、4月28日 12876ドルが高値になるとすれば
この波動での下値目処は
11554ドル、9127ドル。※※


政府が進めようとしている消費税を2015年度までに段階的に10%に引き上げるという動きを
フォローするように
IMFは16日にまたしても、日本が公的債務の削減策の一環として、
今後数年かけて消費税率を段階的に15%まで引き上げるべきだとする報告書を発表しました。
いかにもです・・・。


個人投資家は
自分の判断を信じて自分の資産は自分で守る覚悟が必要です。




※変化日、6月20日、7月5日、
(1日、2日の違いは許容範囲として変化日とします)




●今日の日経先物

昨日の先物は

下限 9380円、

としていましたが ほぼ想定の

安値 9390円まで



今日はどう動くか。



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