パット・メセニーの、『TAP』 です。

 

ジョン・ゾーンの曲を、アントニオ・サンチェスのドラム以外の楽器はすべて

 

パット・メセニーが演奏して多重録音で完成させたという作品。

 

ジョン・ゾーンとの共同作業ということで、すごくエキゾチックな曲が並んでいるのですが、

 

どれもこれも見事なまでにパット・メセニーの音空間に再構築されていて、

 

独特の空気のなか、不思議な宇宙が表現されていきます。

 

 

いわゆるフリージャズの曲もあるのですが、アコースティック・ギターの響きを生かした

 

叙情的な曲もあったり、ロックのリズムがあったり、なんともカオスなアルバムで、

 

それでも妙にまとまって聴こえるのも、パット・メセニーならではなんでしょうね。

 

 

狂気と紙一重の天才ギタリストを如実に表現した作品であります (^^♪



Pat Metheny (g, g-synth, b, p, bandneon, fl-h, electronics, orchestrionic marimba, 

         orchestra bells)
Antonio Sanchez (ds)

 

1.Mastema
2.Albim
3.Tharsis
4.Sariel
5.Phanuel
6.Hurmiz