こんばんは、です。
本日はパワーリハビリのご利用者様の治療事例を紹介させていただきます。
パワーリハビリをご利用のA様は、昨年の12月中頃、手首と指先の痛みを訴えられました。病院では腱鞘炎と診断されたとのことでした。
A様が手首の痛みを感じるようになったのは、ご自宅で重たい戸を10枚くらい開けた後だということでした。
A様のお話を細かく聞かせていただくと、手指の痛みは特に小指側が痛いとのことでした。また、なんとなく肘の方に上がっていくような痛みがあるとお話しされていました。
また痛みはビリビリとした痛みとのことでした。
リハビリ職員はA様の痛みの原因が手首だけの問題ではないのではないかと考えました。
A様の肘部に刺激を与えると、手の先に響く痛みがありました。
こうした症状や痛みが出ている場所などから、リハビリ職員は、
肘から伸びる筋肉が尺骨神経を絞扼しているのではないか、と考えました。
戸を開ける動作が負担になったためか、A様の肘のすぐ下の筋肉は、凝り固まった状態でした。
リハビリ職員は、筋の柔軟性を取り戻す施術を行いました。
A様の小指側の痛みは、その後のリハビリ時には良くなっていました。
リハビリ職員は、A様が筋由来の肘部管症候群を引き起こしていたのではと考えました。
元々の筋力の低下がある状態で、力を要する雨戸を開ける動作を繰り返したことが今回の痛みの契機だったと思われます。