もう、なのか、まだ、なのか。
人によって感覚は違いますが。
あれから二年経ちました。
あの日のことは鮮明に覚えています。
あの時間帯は休憩時間で、お茶を片手に職場の同僚たちと世間話をしていました。
揺れがきて、最初は大したことないと思っていましたが、いわゆる初期微動の後のS波で一気に大きな揺れが起こってかなり焦りました。
そのころに携帯のアラートもなり始め、ただ事ではないぞと。
窓側の席だったため、万一窓が割れたら危ないと思い、パソコンにかかると困るので、お茶の入ったカップを抱えてデスクの下に。
給湯場にあった水切り籠が吹っ飛んで、コップが割れた音が今でも耳に残っています。
この時は、「とうとう東海地震が起きた!」と思いました。
大きかったけど、震度7とかはなさそうだったので、首都圏の直下型ではないだろうとは思いました。
まさか東北だったとは。
状況を知るため、テレビに駆け寄りみんなで見てました。
その時はまだ結構のんきで、大きかった割には建物の倒壊とかも大したことなさそうで、阪神大震災の教訓が生きたのねと思いました。
津波があんなことになるとは思いもよらず。
幸いにも私の知り合いにはこの地震の犠牲者はいませんでしたが、友人の兄が福島にいたり、友達の実家が福島だったりと情報収集が大変でした。
今でも復興が進んでいないところがたくさんあります。
職場からも被災地へ派遣されている人がたくさんいます。
私も手を上げたかったけど、上司から今の職務内容では行かれては困るといわれたので、直接被災地には行けません。
だから、頑張って東京で仕事して、少しでも経済活動に良い影響を与えて、復興の手助けになればと思っています。
私一人がちょっとやそっと働いたって、大した力はない、微々たるものだけど、でもそれでも頑張らないといけないなと改めて思います。
「世に苦しみの炎消えないが どんな闇夜もやがて朝が!」
大好きな『レ・ミゼラブル』の歌詞です。
きっと必ず朝は来ます。
朝が一日も早く訪れるように、私もがんばります。