久々の多古。

栗山川沿いを歩きました。


あまりの暑さに、人々は屋内に避難。

こんなに晴れて、

こんなに美しい景色を前に、

透き通る空気を独り占めです。


カヌーも出番がなくて甲羅干し。


美味しいと評判の多古米は

実った稲穂の重みで早くも倒れ始めていました。

収穫はもうすぐ。

台風の影響を受けないと良いのですが。



この道の先端に、

カウンター席で天ぷらを提供してくれるお店がありまして。



コロナになる前に、

トランジットのお客様を案内してきたものですが、


コロナでいきなり空港が閉鎖になり、

そのプロジェクトは頓挫したままです。

それは、乗り換えで長く空港に止まらなければならないトランジットの乗客を空港近辺に案内して日本の良さを知ってもらい、次はトランジットではなく、滞在を目的にきてください、と観光来日を促すプロジェクトでした。


今はオーバーツーリズムになるくらい外国人旅行者が増えて、観光をそこまでアッピールする必要はなくなりました。

空港閉鎖、非常事態宣言があったあの頃は、いつかまた再開する日を!と願っていたものですが、その可能性は限りなく少なくなっているように思います。


シャツに風をいっぱいにはらみながら、自転車で駆け抜けた姿を重ねます。

もうないだろうな。

この川の流れのように、

全てが変化して、全てが前に進んでいます。

社会も自分も止まってはいない。

時代が一歩進んだな、と感じました。


せっかくだから帰りは新勝寺の近くにある薬王寺へ。


ひっそりと静かに佇む天台宗のお寺。


本堂は令和2年に落慶。

木曽檜造りだそうです。

檜の香りが清々しく美しい姿です。


本が沢山あって、

近くだったら毎日読みにきたくなるかも。


山門にこれを見つけました。


人のせいにする、グサっと刺さりますねー。

いつもしていることだから。

戒めに撮りました。

お寺を尋ねると、結構

ハッとする言葉に出会います。


長くなってしまいました。

読んでくださってありがとうございます。


どうぞ台風の被害が最小限に留まりますように。