わたしたちはみな
数えきれないほどの人生を生きていると言われます
その一つ一つの人生の
すべてかけがえのないたましいの物語
今までわたしは
瞑想や誘導、ヘミシンク、夢などで
たくさんの過去生を見てきました
でも
同じ人生に再び行くということはとても少ないですね
今年３月のヘミシンクF１５超時空コースセミナーで
わたたしは５年前に思い出したある女性の過去生に
もう一度行くという体験をしました
誘導にしたがって一つの過去生へと下りて行き、足元を見ると
赤いふわっとしたドレスのスカートが見えました
わたしは貴族の若い女性です
広い庭園にたくさんの人が集まってパーティをしていました
何人かの人たちが演奏する
クラシックな音楽が聞こえます
季節は春？
頭上の木には真っ白な花が満開です
アーモンドかリンゴの花？
しめり気を帯びた地面には
散り落ちた白い花びらがしきつめられています
もうひとりのわたしは
白い花びらが降り注ぐ地面を歩いていました
「
ああ、ここは知っている
この日を知っている
ルチアの人生の一番幸せだった日だ
その日にもどりたいと彼女が何百回何千回も願ったその日に
わたしは今また帰ってきた！」
今から起こることを
わたしは知っていました
今から彼女（わたし）は
大好きな人からプロポーズを受けるのです
赤いルビーの指輪をもらって・・・
（２００９年に体験したルチアの人生への退行です
）
過去生へと続くドアに手をかけたとき、
すでに海を感じていました。
扉を開くと、青い青い海。
おびただしい数の海鳥がギャアギャアとにぎやかに鳴いています。
少し粗いしめった砂の上に私は立っていました。
１８９４年、わたしはルチアという名前の２０歳くらいの女性でした。
薄いピンクのドレス、大きなリボンか花がついた帽子をかぶって
海を見ています。
かたわらには同じような白いドレス白い帽子の母親と、
１０歳くらいの上等な服を着た弟がいました。
映画で見る南北戦争ごろのアメリカの女性の正装に似ていたので、
「ここはアメリカかあ・・」と思っていたら、
「あなたの今いるところが、世界地図の中で光ります。」
という声がして、
南アフリカ共和国のあたりがぴかっと光りました。
（「へえ～。南アフリカなの？」）
ルチアの一家はイギリスから南アフリカに移ってきた貴族でした。
海の近くの大きな屋敷に住んでいました。
大理石のテーブルでパンとシチューのようなものを食べていました。
幸せそうな場面から始まりましたが、
その後のルチアの人生には、いろいろな波が打ち寄せ、
決して楽な人生ではありませんでした。
その後ルチアがたどった人生には、
たくさんの学びのための試練がありました。
最も幸せだった場面は、
りんごの花のような真っ白な花が満開の木の下で、
イギリスの軍人にプロポーズされた場面でした。
赤いドレスを着て、ルビーの指輪をプレゼントされました。
「この幸せな時を、一生忘れない」と思いました。
しかし優しかった夫は、結婚して数年で戦死しました。
後で南アフリカ共和国の歴史を調べてみたら、
そのころ長期にわたって、
現地の人と白人との激しい戦争があったそうです。
その戦いかもしれません。
両親も早く亡くなり、
弟は外国にいったままほとんど会うことはありませんでした。
ルチアは捨て子を立派に育て上げ、
彼はアメリカで成功していました。
彼女は６４歳で天国に行くまで、南アフリカで暮らしました。
最後は誠実な黒人のお手伝いさんがみとってくれました。
この人生をふりかえり、ルチアはこんなふうに言いました。
「ソウルメイトと早く別れ、孤独な人生だったけど、
一人でもわたしは強く生きた。
淋しさに負けないで、誇り高く生きた人生だった」
結婚してすぐに夫をなくしてからこの世を去るまで
ルチアは何度も願いました
白い花の咲く樹の下でプロポーズされた
あの幸せな日にもどりたい
ルビーの指輪を見ながら
そう願ったのでした
ある人生での願いを
別の人生の自分がかなえることがあります
わたしは２０１４年のＦ１５セミナーで
ルチアの願いを１００年以上たってかなえたのでしょうか？
そう思うと
たましいや宇宙の優しさに胸が熱くなります
「
すべての願いはいつかかなえられるのよ・・・」
ルチアの声が聞こえてきます
わたしがルチアの過去生へと再び行った
このＦ１５のヘミシンクセッションで
不思議なことがありました
セッションの後、わたしがルビーの指輪の体験をシェアすると
いっしょに参加していたＣさんが
「セッション中、けいこさんのサロンに行こうとして
ルビーの指輪が見えていました」って！
また、坂本政道さんもセッションの中でルビーの指輪を
さがしていたそうです
こんなこと
偶然ではありえません
わたしたちの意識はほんとうにつながっています
ルチアの願い、わたしの願いに
Ｃさんと坂本政道さんがやさしく共鳴してくださったのでしょう
「 すべての願いはいつかかなえられるのよ・・・」
ルチアの声がまた聞こえてきました
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