仕事について熱く語る。 | 美容室ローズヒップmihoの気ままブログ

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昨日は成人式のお支度をさせて頂きました。
 
お母様の振袖にお母様が作ったつまみ細工のかんざし。
 
最近は「ママ振り」といってお母様の振袖を着る方もとても多いです。
 

帯の端切れも使って作ったかんざしは2か月近くかけて作られたそうです。
華やかでとてもキレイ。
私もつまみ細工に挑戦したこともありますが
 
細かくてギブアップしましたえーん老眼も進んでいるのでもうムリかな・・・
 
成人式のお仕事は美容師にとって毎年 特別な思いがあります。
 
一生に一度の門出の日にヘアもメイクも着付けも完璧に仕上げたい。
 
時間通りに仕上げたい親御さんの喜ぶ顔が見たい。
 
リハーサルの時から真剣です。
 
私が27歳で店長になったサロンでは30人近い予約のお客さまを
 
7~8人の美容師が午前3時頃からお式の直前までかかってお支度しました。
 
前日の夜からみんなが途中でつまめるようなおにぎりやお茶を用意し
 
この日のために新しく買った仕事着を着て ほぼ寝てない状態で
 
真夜中に出勤する時はもうアドレナリン出まくりで
 
周りの他の美容室の灯りも深夜なのに煌々とついているのを見て更に鼓舞したものです。
 
数日前から頭の中はヘアや帯結びでいっぱいで
 
もっとキレイにもっと完璧に仕上げる事ばかり考えて、考え過ぎて夢にまでみるくらい(笑)
 
それは今でも変わらなくて成人式でもブライダルでも
 
悶々としつこくイメージトレーニングをして
 
そして当日「リハよりもっと素敵なスタイルにするので少し変えますね」
 
って事も多々あります。
 
考え過ぎるくらい考えて、あとは当日本人にお会いして見た感じでパッと決まるという
 
一発本番の緊張感も大好きです。
 
なのでその後、独立してからホテル会場での成人式のお支度会場で

ヘアをやらないかと誘われたりしましたが、

そういう仕事はほぼみんな同じヘアを短時間でベルトコンベアのように作り
 
色違いの髪飾りでという感じなので お断りしてきました。
 
思い入れできないなら私でなくてもいいんじゃないかと。
 
ブライダルの現場だと列席者の方のヘアやお母様のヘアなど
 
はじめましての方でも普段のヘアスタイルや好みを探って
 
いかにその人らしさを生かせるかを考えながら作るので
 
ご本人も違和感のない仕上がりにできるのが一発本番好きの本領発揮の場です。
 
一期一会にどれくらい本気になれるか。仕事ってそう言う事じゃないかと思います。
 
なのでいつも仕事中はムッツリしているように見られますが
 
「口を動かすなら手を動かせ」で
 
あたまフル回転ですので面白く眺めていてくださいニヤリ
 
話しかけてもらってももちろん大丈夫ですよ!髪の質問もどうぞ!