自分は栄養士の資格を持ってて
かつては実際に病院で栄養士として働いてました

 



職を離れてからも
生化学や分子生物学の最新情報は気にしてますが
自分が学生時代に学び得た知識となると
30年以上前のモノなので
日進月歩の科学からしたら相当のズレがあるワケです



今ではすっかり一般的に知られてる化学物質の
DHAやポリフェノールの有用性なんてのは
当時の科学雑誌の最新記事で読んでたんですからね

しかも新しい発見に対するときめきと同時に
懐疑的な眼差しも持ち合わせながら
複雑な思いで読んでました

 



権威ある学会が認めてナイ新説でも
より原理(ドグマ)に近い場合はもちろんあるし
科学者がその原理をまだ発見してなくても
有用性のある民間療法だってありうるし
むしろ権威を重んじ過ぎる学会に対しては
より懐疑主義にならざるをえなかったりもするんですw

 



自分はまだ栄養士の資格を剥奪されてはいナイので
現場で働いてなくてもプロ意識はあるし
最前線にいナイからこそのプロとしての立場が
ある新説を確認もせず鵜呑みにしません

またその新説を自分なりに確認ができても
他人に対して断言しません

 



それは社会的責任とゆー意識です
マスコミが振りまく栄養学に関与する話題は
日々辟易するほどに溢れかえってて
配信する彼らには社会的責任の自覚はありません

その責任の帰属を配信者に託してるからで
まあ捏造まですればさすがに
最終的には自身の責任だとは認めざるを得ませんがね

 



例えばセンセーショナルな治療法で話題の医師を持ち上げて
本を書かせて売るだけ売って
何かあれば手の平を返したようにバッシング!
マスコミにとっては医師も患者もどうでもよくて
とにかく話題を振りまきたいだけなので
飽きられて尻切れトンボになるより
最後にバッシングして巻き返せてOK
とかまで思ってるかもしれません

 



何の根拠もなしに新説の信奉者にはなれませんし
逆に自分には未知な根拠があるかもなのに
知らずして古い知識で新説を覆す意味もなく
また根拠があって納得したとしても
懐疑的な態度を払拭するのは
自分自身の中でだけ昇華すべきで
無責任に他者に吹聴するのは
これまた社会的責任においてできナイコトなんです

 



そこで自分は肯定も否定もしナイ立場で
緩い糖質制限ダイエットを続けてきました

これは
運動量に伴って糖質を制限すれば
余剰糖質を脂肪として蓄積せずに済むはず
たったそれだけの単純な理念に基づいてます^^;

良質な蛋白質と脂肪は特に制限してません
不足しナイように気を付けてます

 



カロリー神話は病院をやめた時から信じてません

 

代謝は実際には数値で表せるほど
単純な反応だけではありません



なぜなら食物を消化するのには
微生物の役割が大きいからなんですが
そこがまるで計算に入ってませんからね><

 

 

自分は常々、目には見えませんが微生物の存在を意識してて

特にヒトは元々雑食でなかったのが

常在菌のお陰で消化できるようになったと

要するに人類が持ち合わせてナイ消化酵素を持ってる菌が

共生してくれてるコトに感謝してます

 

 

逆に、常在菌がいなくなってしまったら

ヒトの生体はどれだけ機能しなくなるのか

またそれによってどれほど不調が起こるのか

計り知れナイと考えてました

 

それがまさにそんな状態になった人がいて

自身の状態を考察して1冊の本にしてくれたのが

10%HUMANの著者アランナ・コリンです

 

 

邦題は「あなたの体は9割が細菌」と

非常にわかりやすくなってますが

著者が実際に虫の毒にやられて治療をして

一命をとりとめても身体の不調が続き

それは常在菌がいなくなってしまったからだと気付くのです

 

 

そもそもダイエットは

食事を含めた生活習慣を正して

身体を良好な状態に保つためにやるのです

 

肥満はあらゆる病気を併発させる兆候で

極度の肥満はもうそれ自体が病気なんですから

健康体を目指すために

肥満を解消するのが本来のダイエットなんです

 

 

なので、楽をして痩せたいと思う人が

絶対痩せられナイのは当然です

 

危機感が希薄なんですよ

 

 

自身で食べ過ぎと運動不足が

相乗効果で脂肪を溜め込んでしまってるの

自覚してるはずなのに・・・

 

でもそこでナントカダイエットを取り入れて

しかもそれさえ「明日から」とか

甘やかしてるのにすっかり安心して

根本的な食べ過ぎと運動不足が
一向に改善されてなくて
痩せるワケがありません

 

 

もちろん一時的には痩せる場合もありますが

リバウンドするのも当たり前です