ウルトラマンレオ 第23話 | ロロモ文庫

ロロモ文庫

いろいろなベスト10や漫画のあらすじやテレビドラマのあらすじや映画のあらすじや川柳やスポーツの結果などを紹介したいと思います。どうぞヨロピク。

ベッドから落ちたいたずら星人

粗大ゴミ捨て場のバスを本部にし、京一を隊長にしてリトルMACを作るトオルたち。「隊長、全員そろいました」「よし、御苦労。これから今日全員の任務を言う。カオル隊員はパトロール」「はい」「昭雄隊員はパトロールカーの掃除」「ちぇ、またかよ」「俺の自転車、ていねいに磨けよ。トオル隊員は本部の掃除」「え、またかよ」「いやならおやつなしだぜ」「わかったよ。パン屋には勝てないや」

バスの窓を拭くトオル。「あれ、隊長。あんなところにベッド捨ててあったっけ」「おかしいな。よし、全員出動」ベッドを調べるトオルたち。「すげえ。まるでおもちゃのベッドみたい」「これはきっと空から降ってきたんでしょうね」「俺んちのベッドよりずっといいや」そこに現れるカオル。「お兄ちゃんたち、ちょっと来て」「なんだい」「ミミズのお化けがいるの」「え」

地面に出ているミミズのようなものを引っ張る京一。「だめだ。抜けないや」「待って。何か聞こえるわ」「聞こえる、聞こえる」「鳴き声だ」「よし、みんなで掘ってみよう」地面を掘るトオルたち。中から出て来るコロ星人。「うわあ、出た」「どうもありがとう。感謝感謝。ああ腹減った」ぶっ倒れるコロ星人。「なんだ、こいつ」「わかった。どっかの星から来た星人だ」「じゃあ、俺たちで飼おうぜ」「おい、起きろよ」「お腹はすいて動けないのよ」「よし。みんなで本部に運ぼうぜ」

ドーナッツを食って元気になるコロ星人。「もっともっと」「仕方ないな。やれやれ、これで俺たちのおやつはパーだぜ」「しかしよく食うな」満腹満腹と満足するコロ星人。「君がいたら日本中のドーナッツがなくなってしまうよ。自分の星に帰ったほうがいいよ」「あそ僕の住んでいるコロ星は最高の星。地球より2000年は進んでいるよ」「よく言うよ。ミミズの化け物みたいな尻尾があるくせに」

これは発信尻尾と言うコロ星人。「怪獣をコントロールする電波を発信することができる」「うそつけ」「コロ星人、嘘つかない。レンボラー、虹も食べる」「虹を食べる怪獣か。すげえなあ。見たいなあ」「よろしい」尻尾を振り回して「レンボラー」と叫ぶコロ星人。地球に向かって飛来するレンボラー。マッキー3号を操縦するゲンに連絡するダン。「未確認飛行物体がマッハ32のスピードで地球に接近中。確認しろ」「了解」

地球に飛来するレンボラー。トオルたちに危ないから逃げろというゲン。大丈夫というコロ星人。「レンボラー、ポーズ」コロ星人の命令するポーズをとるレンボラー。「すげえな。君のいいなりなんだ」「そうなんです」「おい、君。レンボラーに宇宙に帰るように言え」「わかりました。レンボラー、帰れ」コロ星人の尻尾をなでる京一。「この尻尾があれば僕だって。えい」「痛い」

尻尾を引っこ抜く京一。途端に暴れ出すレンボラー。「大変だ。レンボラーは地球を壊す」「おい、なんとか宇宙に戻すんだ」「無理よ。尻尾がないとコントロールできない」「みんな、とりあえずバスの中に逃げるんだ」雨が降り出して喜ぶコロ星人。「もう大丈夫よ。レンボラー、雨きらい。雨降って逃げる。ほら」宇宙に逃げるレンボラー。

尻尾が生えたらまたレンボラーをコントロールできると言うコロ星人。「そのためにエネルギー必要。だからドーナッツを」「まだ食べるのかよ」「あ、私のベッド」「なんだ。あれ、お前のベッドだったのかよ」「そう、私、あれから落ちて、地球に落っこちた」「あっ、虹よ」「いけない。虹を食べにレンボラーが戻って来る」

虹を食べてパワーアップするレンボラー。ウルトラマンレオに変身するゲン。コロ星人にドーナッツを食べさせるトオルたち。「レオがレンボラーを食い止める間に早く尻尾を」「もうちょっと食べれば出そう」「まだ食べるのかよ」「あ、出た」尻尾を振り回して、レンボラーを宇宙に戻すコロ星人。

尻尾を取って悪かったとドーナッツの詰め合わせをコロ星人に渡す京一。「感謝感謝。それでは地球の皆さん、さようなら。おおとりさん、さようなら」「ああ。もうベッドから落ちるなよ」「はい」コロ星人はベッドに乗って、宇宙に戻っていくのであった。