ウルトラマンタロウ 第36話 | ロロモ文庫

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ひきょうもの!花嫁は泣いた

弟の清彦とともに石焼芋を売る陽子に結婚するだってねと聞く光太郎。「さおりさんから聞いたんだ」「ええ」姉ちゃんはあのマンションを建設している人と結婚するんだと言う清彦。「もうすぐあのマンションに三人で住むんだ」「それはいいな」「清彦ったらおしゃべりばっかりして。はい、どうぞ」「これはうまそうだ。それじゃ」

あっと叫ぶ清彦。「どうしたの」「あのマンションに宇宙人が降りたんだ」「宇宙人?まさか」「本当だよ」「流れ星でも見たんでしょ。そんなことより商売商売」マンションに行き、っ婚約者の岩坪たちマンション建設作業員に焼芋を渡す陽子と清彦。「ああ、あったまるな」「岩坪さん、あのマンション、変なことなかった?」「え」「僕、屋上に宇宙人が降りるのを見たんだ」「まだそんなこと言ってるの」「そんなことよりもうすぐ完成だ。二人とも楽しみにしてろよ」

翌日、石焼芋を渡す陽子にやめろと言う岩坪。「こんな熱いもの食えるか」「ごめんなさい」「もういい、帰れ」「岩坪さん」むっとする清彦。「いつもおいしいおいしいって言ってるのに」「岩坪さんは疲れてるのよ」「でも」「いいから行きましょう」「姉ちゃん。昨日の宇宙人がこのマンションを占領したんだよ。だから岩坪さんもあんなふうに」「清彦。馬鹿なことを言わないで。誰だって虫の居所の悪い時があるわ。今夜になればケロッとして、焼芋をむしゃむしゃ食べてくれるわ」

どうしてもマンションのことが気になり、マンションに忍び込んで、岩坪たちが宇宙人に洗脳されていることを知って、マンションから飛び出す清彦。「あ、さおりさん」「どうしたの、清彦君」「光太郎さんは?」「さっき出掛けたわ」「大変だ。宇宙人が岩坪さんたちを」「朝から何言ってるの。それより早く学校に行かないと」「そうだ。ZATに知らせよう」

それは君のみ間違いじゃないのかと清彦に言う北島。「だって宇宙人がいるならZATの計器がとっくに探知しているはずだからね。じゃあね」誰から電話ですと北島に聞く光太郎。「あ、清彦って子が宇宙人退治にマンションに来てくれってね」「清彦君」「そのマンションの建設員がお姉さんの婚約者だそうだ。きっとお姉さんがいなくなるんで、そんな妄想をいだいたんじゃないかな」

畜生と呟く清彦。(誰も信用してくれない。こうなったら僕一人でお姉ちゃんを守ってやる。あいつらの弱点を知ってるのは僕一人なんだ」石焼芋の屋台を引っ張って、マンションに向かう清彦。「やい、宇宙人、正体を現わせ」アツアツの焼芋を建設作業員にぶつける清彦。「この猫舌宇宙人め」焼芋がつきて岩坪たちに囲まれる清彦。そこに現れる光太郎。「清彦君、大丈夫か」巨大化するグロスト。ウルトラマンタロウに変身する光太郎。グロストを斃すウルトラマンタロウ。そして洗脳が溶けた岩坪は陽子と結婚式を挙げるのであった。