2014年のGWに訪ねた南米周遊の旅を綴っています。

 

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在アルゼンチン日本大使館に勤めていたという、スペイン語堪能な方との待ち合わせまで時間があったので、私はそれまでにブラジル大使館へ行きます。

 

 

 

 

 

 

 

南米で唯一、日本人のVISA事前取得が必要なブラジルビザの発行手続きをしなくてはなりません。旅行前は仕事が忙しすぎて行く暇がなかったため、ここ(アルゼンチン)で行こうと決めていました。

このあとW杯がありVisa freeになったようですが、確か現在のルラ政権でビザ要になり、しかし今現在は何故かフリーらしい。







申請書、写真、パスポートを持ち、歩いてブエノスアイレスの中心レティロ駅を超え、さらに先のブラジル大使館へ。

 

 

 

 

 

フロアに入ったところPCが何台か並んでおり、そこで個人情報を入力して申請ナンバーを取得。結構混み合っており、30分くらい待ったのかな。自分の申請ナンバーが呼ばれて必要書類を手渡すと、






「残高証明書は?」






と言われました。

 

 

 

 



ん?残高証明書?なんの?






「銀行口座に残高がないと、VISAは発行されません。」






へ?そうなの?
 

 

 

 

 

 

「いくらあればいいんですか?」






「3,000ドル以上です。」






ビジネスや学生ビザなどで長期滞在するならまだしも、ツーリストビザ申請で何のために残高証明がいるのかさっぱり分かりませんが、たまたまそばにいてパスポートを受け取りに来たという日本人に聞くと、どうもやっぱり必要そう。






日本の銀行の残高証明書は発行に日数がかかると記憶しており、しかもこの日、日本は祭日のため証明書を直ぐに取得するのは難しいと思われる。ここでVISAが発行されなかった場合、私は旅程を変えなくてはならない。








どうしたものかな?何かそれらしいもの印刷して持ってくりゃいいのか?







とりあえず大使館を出て、プリンタのあるネットカフェを探すことにしました。






しかしこれが全然見つからない。大使館周りをぐるりと大きく探し回りましたが、全くある感じがしない。道行く人に聞いても、知らないか通じないか。


 


カフェなどで聞いても「internet Cafe」という単語が通じない。






「スペイン語で何ていうの?」

 

 

 

 

 

 

スマホがないので調べられない。爆


 





歩いていると、ガラス張りの設計オフィス的なとこで、PC仕事しているイケメンを発見。中へ入って聞いてみるも彼も英語が通じません。しかしさすがイケメン、彼はPCの翻訳ソフトを立ち上げてくれました!笑

 

 

 

 

 

 

英語で入力して、スペイン語に変換!






「あぁ!2ブロック行った左の方にあるよ!」






おおお!Gracias!!!!!






早速行ってみるものの、言われた2ブロック先にはそれらしきものはない。笑

 

 

 

 

 

 

遠いけどホテルまで戻るか、、、と歩き出したところで奇跡的に遭遇し、入っていくとITにはおおよそそぐわないように見えるお爺ちゃんとお婆ちゃんが経営していました。笑 しかもお婆ちゃん、英語を話す!ラッキー!






「プリンタは使えますか?」と聞くと、






「今、カラーが壊れてます。」






モノクロで十分十分。






早速、PCで自分の銀行口座にアクセスすると、どの銀行も微妙に残高がない。爆 私は普段、ある一定額が貯まると証券口座へ振り替えて投資に回すので、銀行には必要最低限しか置かないのですよね。

 

 

 

 

 

 

 

全ての銀行から集めればまぁ余裕であるのだけど、それ以前に銀行の残高証明書発行に一週間からかかり(現在のネット銀行は即日)、しかも自宅郵送とな。日本の住所かよ!笑 話にならん。しかし、今日VISA申請しないと明日のGETは無理だ。






どうしよう。






そうだ。証券口座ならどうだろ?






お金はある。ただし残高証明書発行画面は見当たらない。






どうすっか。






とりあえず、この残高の画面ハードコピーをプリントして、一か八か持ってくか!それがダメなら、時間もないし私にはもう成す術ないから潔く諦めよう。






アクセスログやキャッシュ、クッキーなどをPCから全て消し、お婆ちゃんにネット代とコピー代を渡して、再度ブラジル大使館へ。






先ほどのスタッフに、ほぼ日本語で書かれた証券会社の残高ハードコピーを渡すと、






「これは何語?何て書かれてるの?残高は米ドルでいくらありますか?」






「これは日本の金融機関の残高で、口座にはおよそ◯◯万ドル分の日本円があります。」
「これは私の名前です。私の口座のものです。」

嘘はついてない。爆





「オーケイ」






お!受理された!






「不備があったらこの電話番号に電話します。なければ明日の12時以降パスポートを返すので、再度来てください。」






携帯電話、もうないんだけど。爆






ひとまず第一関門はクリア。






さて、次は警察だ。