シリアに引き続きレバノン旅を始めますが、昨日、気になるニュースがあったのでメモ。シリアの北東部を違法に占拠している米軍基地に昨日、イラク北部からミサイル攻撃があったよう。 


残念ながら4発(?)とショボい攻撃でしたが、中東における米国違法占拠の実態を改めて浮き彫りにしたのではないでしょうか。この際ですので個人的には2,000発くらい撃ち込んで再起不能にしてもらいたかったところですが、このニュースに対する世界の人々のコメントが面白いのでちょっとだけご紹介。






・シリアの違法米軍基地、別名ISIS本部
・米国はすべての国の不安定化と破壊の背後にいる
・米国は中東危機の最大の貢献者だ
・Great news
・God bless Iraq
・Good Job
他、多数が称賛のコメント。咎めるコメントが見当たらない。笑






世界からどれだけ嫌われていることか。そして、言い得て妙とはまさにこのこと。皆さんのコメント、捻り効いてて上手いなぁ。痛快です。





また、面白いニュースがあったら載せますね。






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さて、旅はレバノンへ戻り、山を降りると晴れ渡る空。ホテルに荷物を置いて早速参りました、13年ぶりのベイルート旧市街です。

 


いやー懐かしいっ!モハメド・アル・アミン・モスクってこんなに大きかったっけ?




爆発あったのに、大して被害ない?それとも修繕済み?




朝が早いからかほとんど人はいませんが、




雰囲気は全然変わってない!




あ。ここは爆発被害かな?




前回の訪問後、新しいビルもどんどん建っていると何かで見たけどホンマやな。このビルなど、13年前に来た時はちょうど大きな垂れ幕で宣伝しており、「こんな奇抜なビルがベイルートに建つんか?」と眺めておりました。ほんとに建ってる。笑




遺跡もまんま。




しかも、見易く整備されてる。ホント懐かしく感じます。




さて、今日は北部のトリポリへ行ってみようと思います。初めてです。アル・アミン・モスク前の広場から出る高速バスに乗って向かいます。バスの時間まで1時間半ほどベイルートを散策してました。




シリアのフェニキア続きでトリポリもものすごい遺跡があるはず。




一番上のラタキアは今回行きました。その南、タルトゥースはフェニキア最古都市とされるアムリトで、ここまではシリア。その南からレバノンで、タラーブルスと書かれているのがこれから行くトリポリ。その南ビブロスとベイルートは前回13年前に訪ねています。今回は南のサイダやスールにも行くつもりですよ。この辺りが紀元前に海洋民族フェニキア人の活躍した主なエリアです。





バスが地中海沿いを北上します、美しいですね。




さぁ、トリポリに着きました。




思った以上に古い町並み。




そして、点在する教会の多さに驚きながら、




フェニキア遺跡があるであろう海沿いを目指します。




1時間半くらい歩いたかな。




街ゆく人々に「遺跡を探してる」と聞きながらminaという海沿いの街まで歩いてきました。片鱗が出てきた。




本物なのか?何なのか?近付いても、特段の説明はありません。




更に海沿いへ向かうと、おお!らしいじゃん。




これは何な?遺跡なのか最近のオブジェなのか分からない。




ちょっとした列柱もあることにはあるのですが、




なんかちょっとよく分からん。纏まって「遺跡」のようなものは見当たりません。




アチコチ探し回るも、結局めぼしい遺跡を見つられませんでした。元々、そんな遺跡はなかったのか?ビブロスとタルトゥースに挟まれた大都市なので、間違いなくフェニキア遺跡があると思っていたのだけど、実はあまり調べてない。笑 




ガッカリしたからか、疲れてリキシャー。トリポリのメイン通りを戻ります。たったの1ドル。
音がうるさいのでご覧になられる方は音量を下げた方が良いかもしれません。




ベイルート行きの直行バスは本数が少なく、一本逃したら2〜3時間の間が空きます。ですので、早めにバスターミナルへ着きました。まだちょっと時間あるので、この街一番と思われるカフェに入り、




ピスタチオ・クロワッサンなるものとラテを飲みました。




 

今日は南部のサイダやスールにも行きたいので、トリポリの城やモスクは諦めてベイルート行きのバスに乗り込みました。なんだか中途半端なトリポリ観光となってしまいました。シリアばかりが頭をめぐり、レバノンのことはほとんど調べてなかった。シクジリました。