2016年の6月に訪ねたイラン、コーカサス、スタン系の旅を綴っています。

 

 

 

 

コーカサスの2カ国目、ジョージアに入国し、昨夜、首都トビリシのホテルに到着しました。

 

 
今日は近郊の世界遺産の街まで参りますよ。

 

 

 
「ジョージア」は、元々日本で「グルジア」と呼称されていましたが、2014年に正式申し入れがあり、日本でも「ジョージア」と呼ぶことになりました。





グルジアという呼称は、いかにも旧ソっぽいですものね。ここも旧ソでしたが、今ではかなり仲が悪いですよ。ジョージアにはこの数年後にも訪れ、隈なく回りますので理由はその時に詳しくお伝えしますね。
 
 
 
 
ここからは正教会の国が続きます。
 

 
これまで、イランの豪華で華美なイスラムモスクを観てきていたこともあり、こちらのグルジア正教会はかなり地味に感じてしまいますよね!でも、これはこれでシンプルな美しさがあります。

 
 
 

また、同じコーカサス地方の首都でも、アゼルバイジャンとは街の様子がエライ違いますよね。

 

 
地中資源の差が歴然とした分かりやすい例と言えそうです。
 
 
ジョージアでは、「ムツヘタ」という近郊の田舎町を訪ねました。バス(マルシュートカ)で2時間くらいだったかな?街全体が世界遺産に登録されています。これはスヴェティツホヴェリ教会。
 
 
何故にこの教会へ来たかと申しますとですね。話は東京へ飛ぶのですが。笑
 
 
JR有楽町駅前にある交通会館の外周りに、週末マルシェが出ますよね?そこに当時、コーカサスワインを販売している一角があったのですよ。
 
 
珍しいなーって見ていたところ、そこの兄さんに声をかけられまして、少し話をしたところ、
 
 
彼はコーカサス地方がとにかく大好きで、とくにアルメニアやジョージアの教会建物に惹かれるのだと、そんな話をしてくれたのですよね。
 
 
そして、訪ねたついでにワインを買ってきていたけど、友人にお土産であげると美味しく好評で、行くたびに大量に買うようになって、ついには会社も作って輸入販売し始めた。というようなことを仰ってたかな?
 
 
その話を聞いて、ジョージアやアルメニアへ行ったら是非、古都の正教会を観てみたいなと。そして、首都トビリシも良いのですが、世界遺産になってるくらい古い街とその教会はさぞかし凄いのだろうと、ここムツヘタに来てみたのです。
 
 
この壁画、鳥肌モノでしたよ。
 
 
11世紀頃に建てられた教会ですが、その頃に描かれたそのままなのでは?と思わせる壁画です。
 
 
正教会の正装が神秘的です。教会の中は電気もなく、窓から射し込む光と蝋燭の灯りだけ。仄暗さも相まって、ここまでにない、かーなーりー厳かな雰囲気でした。
 
 
ムツヘタは非常に歴史の深い街で、紀元前4世紀頃のこの辺りの国の首都でもありました。
 
 
ジョージアの文字はちょっと変わっていて、読める気がしないのですけれども、(日本語も世界で1位2位を争う難しさですが。。)
 
 
 
 
例えば、
こんにちは、გამარჯობა(←グルジア文字)
ありがとう、Გმადლობთ(←グルジア文字)
 
 
 
 
グルジア文字は、4世紀頃にムツヘタのこの辺りで考案されていて、今でもジョージアの公用語なのですよ。
 
 
街に出てみます。
 
 
街といっても昔ながらの石畳に、数百年変わってないのでは?と思われる古民家の町並み。
 
 
これ、確か蜂蜜だったかな?この辺りの名産と言っていたような気がする。
 
 
生ハム美味しそう。
 
 
おっと!何と!こんな田舎町でTOYOTAのSUPRA発見!
 
 

この国へ来て「日本車は50年乗れるんだな」ということを知りました。笑 これに限らず、もう日本では見ない古い日本車が普通に走ってます。

 
 

 

 

 

さぁ、トビリシへ戻ります。道中、エライ渋滞に巻き込まれまして、トビリシの街を観光する時間があまり取れませんでした。

 

 

 

上述のとおり、この数年後にジョージア国内を何都市か周りましたので、トビリシもまたその時に詳しくご紹介しますね!

 

 

 

 

トビリシ中心部のワインショップ。このキャラクターも全部ワインボトルで、中には赤ワインが入ってます。

 

 
ラベル見ただけで美味しそう。しかも安い!7,000年の歴史ある美味なワインが。。って7,000年前の物ではないですけどね。
 
 
この先も旅は長いので、ここでボトルワインを買い日本へ持ち帰るのは勇気と筋肉が必要ですが、
 
 
一本のみ購入。
 
 
これが、またしても後々トラブルに。
 

 
公園を横切ってホテルへブラブラと歩きながら向かっていると、
 
 
おおお!レコードだ。しかもこんなに沢山!
 
 
これ今、日本で超絶プレミアモノですよ?全部買って帰りたい勢いでしたが、私にはまだこの先も旅が。。笑
 
 

ホテルに一旦戻り、すぐ近くのレストランへ行きました。

 

 

barbarestanという、かなり古い由緒あるレストランだそう。

 

 
ワイン蔵を見せてもらいました。見てるだけで幸せです。
 
 
コーカサス地方のワインは、何故か日本にはほとんど入りません。安くて美味しいのになぁ。


今日は、さっきショップでも見たこのワインにしました。
 
 
何だかここも仄暗くて、写真がうまく撮れてないのですが、ワインはもちろんのこと、

 

 

食事もメチャクチャ美味しかったのですよね。

 
 
 

奥の方の円卓でワインの品評会をやっていました。6人くらいが次々とボトルを開け、試飲してはメモをとる姿を遠目で見ていたのですが、トイレへ行った帰りに声をかけられ、「もし良かったら飲んで感想を聞かせて欲しい」と、品評で残ったものや、開けたばかりのボトルを私の席に次々と持ってきてくれましてね。

 

 
えーっと、私、ワインは好きですが、そんな、うんちくを垂れられるほど詳しくはないのですよ。
 
 
 
 
感想とか言われても、美味しいとか渋いとか甘いとか、そんな子供の感想文みたいな形容詞しか出てきませんがいいですか?笑
 
 
 
 
全く飲めなかったイランから一転、飲みすぎです。
 
 
 
 
さて、明日はまた次の国へ向かいます。が、国境でトラブル発生!