昼過ぎ、首都カイロへ飛びました。

 

 

 

 

 

 

カイロといったらピラミッド。ピラミッドが目の前のゲストハウスにチェックインし、荷物をおいて早速でかけます。

 

 
スフィンクス。
 

ラクダも暑いよねー。
 
 
ピラミッド周りの観光客の数が半端なくてですね。エジプトの観光収入は一体どれくらいなのだろう?と調べてみたところ、コロナ禍以前は何と年間130億ドルもありました。GDPの12%を占め、国民の10%が観光関連の労働に携わっていたようです。
 
 
しかしコロナ以降、観光収入は44億ドルと7割減。
 
 
ラクダ乗らない?これ買わない?と、とにかくシツコイかった彼らも、失業してるかもしれないと思うと少々不憫。
 
 
エジプトは、インドモロッコと並んで3大ウザイ国などと揶揄されますが、彼らも仕事なので、声をかけられると「自分で歩くよ」とか「また後でね」と、最初はまぁ気長に対応してたのですよね。
 
 
それが、次から次へと現れる。何ならずっと着いてくる。そんな場面でも、私はあからさまな態度は取らないようにしてるのですが、さすがにもうこのピラミッド周りはウンザリしてしまいましてね。長居せずに次へ。
 
 
さて、バスと地下鉄を乗り継いで考古学博物館に来ました。
 
 
入り口の門扉が豪華ですね。この国立博物館にエジプト文明のすべてが詰まっているはず。とても期待して参りましたよ。
 
 
先ずは展示物のミイラの棺。それぞれ描かれているものが違うようだ
 
 
そして、ここにも棺。柩の中にまで描かれているのね。ふむふむ。
 
 
先へ進むと棺の数々。
 
 
階下には整然と並んだ棺。
 
 
次の部屋にへ行くと、大小様々なミイラの棺。
 
 
更に進むと、きっと少し身分の高い人のミイラの棺。
 
 
さらに、かなり身分が高いと思われるカラフル棺。
 
 
ちなみに手はゴールドな棺。
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・
 
 
 
 
 
 
棺しかないんか!
 
 
 
 
 
 
 
何度も書きますが、埋葬方法が特殊だからといって、人んちの墓を勝手に掘り起こし、遺体どころか金銀財宝まで持ち出すって道義的にどうなの。
 
 
 
 
 
 
他の国で古代人の遺体や棺桶を展示してるなど見たことないですよ。王家のファラオのミイラなどは、日本で言ったら〇〇天皇のようなものなのでは?それを円墳から取り出して展示してるようなもんですよ。ありえないでしょ?
 
 
 
 
 
 
たまには棺以外の展示物もあります。
 
 
因みにこの博物館は、新設された国立文明博物館に今年(2021)に入って移設されています。
 
 
新設の博物館は日本人建築家の設計により、日本の支援で建てられていますよ。
 
 
日本は、この手の建設には大概関わっていますね。
 
 
注※棺以外の作品も素晴らしかったです。
 
 
墓場をあとにし、ちょっと腹ごしらえ。近くにあったリッツホテルでシーザーサラダと、
 
 
カルボ。
 
 
こっち泊まれば良かったな。
 
 
さて、メトロで次の場所へ移動しようと、最寄り駅に着いてこの写真を撮ったら、警察に連れていかれました。
 
 
駅の事務所のようなところで待つように言われ、しばらくすると、駅常駐のtop主のようなデップリした警察が登場。そして、
 
 
 
 
 
 
「カイロは、駅で写真を撮ることは禁止されているんだ」
 
 
 
 
 
と一言。
 
 
 
 
 
 
そのまま解放されました。
 
 
 
 
 
 
え、それだけ?それ、その場で言ってくれれば良かった話なんじゃないの?
 
 
 
 
 
 
こういうところもね、めんどくさいと観光客に思われるところなのですよね。
 
 
 
 
 
 
なんだか私、海外ではちょいちょいこういう取るに足らない警察沙汰ありまして慣れちゃったわ。
 
 
さて、気を取り直してアリーモスクを目指します。
 
 
 結構かかりました。
 
 
モスク好きなので、イスラム教の国はほんと天国。
 
 
ちょうど、一日五回のお祈りの時間で、アザーンが大音量で鳴り始めました。
 
 
このモスクは、録音を流すのではなく、必ず毎回、人がアザーンを歌うそうですよ。生ボイスです。
 
 
アザーンをうまく歌うのは結構な技が必要らしいです。なので、歌い手にもランクがあるそうです。歌うという表現が正しいのか分かりませんが、唱えると言った方が正確なのですかね?
 
 
 
 
 
 
アリーモスクは高台にあるので、ここから見下ろすカイロの景色が良いです。
 
 
カイロも過密ですね。街もカオスです。
 
 
人口はカイロだけで1,000万人近いです。
 
 
エジプト全体で見ると、昨年(2020)の統計でついに1億人を超えたのだそうですよ。人口の減少が進む日本とは逆に、2030年には1.2億人を突破する見込みとか。
 

 
さあ、足が浮腫んで来ましたので、そろそろ帰ります。
 
 
ピラミッドへ向かうバスを探します。バスは多すぎますし、英語はあまり通じないし、暑いしで毎回、バスを探し当て乗るまで骨が折れます。
 
 
 
やっとバスに乗って外を眺めていたら、アラジンの仮装したオジサンを度々見かけました。皆様、お辞儀をすると、背中に担いだ大きな魔法瓶の先から液体の出てくる仕組みのものを使って商売しています。
 
 
 
 
 
 
 
隣に座っていた制服の二人の女子学生に「あれには何が入ってるの?」と何気に聞いたところ、、、
 
 
 
 
 
・・・
 
 
 
 
 
 
通じてない。。
 
 
 
 
 
 
「アラビア語を話せますか?」
 
 
 
 
 
 
というようなことを聞かれてるのですが、話せない。
 
 
 
 
 
 
すると信号で停まったとき、一人のアラジンにこのバスの運転手が声をかけ、何やらの液体を買って私にくれました。
 
 
これ、飲んで大丈夫なん?と少し戸惑いましたが、隣に座っていた女子高生二人が、「すごくおいしいよ!」みたいなことを言ってるような感じでニコニコしてるので、飲んだら生き返った。笑
 
 
 
 
 
 
 
エジプトに来るのは冬がよい。東京の夏よりはマシですが、やはり何時間も歩くと暑くて体力消耗します。
 
 
陽が沈んでライトアップをし始めたピラミッド。
 
 

泊まっているゲストハウスは、目の前がピラミッド。宿泊先を日本で探していたとき、やたらと評価が良かったのでここにしたのですが、到着してみると

 

 

 

 

 

 

???

 

 

 

 

 

 

狭いしシャワーは水に近いし、良い点はピラミッドが目の前ってだけ。

 

 

 

 

 

 

何でここにこれほど良い評価が付いてるのかと思ったら、帰り際、仲良くなったスタッフに

 

 

 

 

 

 

「帰ったら最高評価をつけて!」

 

 

 

 

 

 

と、とうとうとお願いされました。笑 このオーナーと仲良くなったゲストは、皆、言われるがままに良い評価をつけているのだろう。笑

 
 
 
 
 
 
さて、明日はまたフライトで次の国へ。