2016年の夏に訪ねた東欧中心の旅を綴っています。

 

 

 

 

 

 

まだまだ前半。スロバキア→ポーランド→モルドバ→ルーマニア→セルビアへ飛べました。

 

 

 

 

 

 

 

ルーマニアのブカレストから、セルビア航空で首都ベオグラードへ。(無事に乗れて良かった。。ホッ)
 
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ベオグラードは、旧ユーゴスラビアの首都でしたのよね。ユーゴはバルカン半島の国々で1918年に成立し、構成していた国は現在の
 
・スロベニア
・クロアチア
・ボスニア・ヘルツェゴビナ
・モンテネグロ
・北マケドニア
・セルビア
・コソボ(未承認国家)
 
です。ベオグラードは大国の首都でした。因みにこれから、クロアチア以外のすべての国へ行きます(クロアチアは以前訪問済み)
 
 
 
 
 
 
1980年頃から、各構成国の独立要求が高まり、1991年に勃発したユーゴスラビア紛争によって次々と独立戦争が起こって、沢山の犠牲者を出しました。つい最近ですよね。
 
 
 
 
 
 
最終的にはセルビアが、NATOの猛攻撃を受けて終了。ベオグラードでは、未だに爆撃されたビルがそのままになっています。わざと建て直さずにいるのかもしれません。
 
 
 
 
 
 
セルビアは、あの独立戦争時にかなり悪者扱いされました。独立を阻止するべく、各国で一般市民を巻き込み血深泥の戦いがありました。
 
 
 
 
 
 
しかし、私個人的には犠牲者の多く出たベオグラードにも同情します。
 
 
 
 
 
 
 
政治家の意向が、必ずしも国民の総意なわけではありませんのでね。セルビアの一般国民だって犠牲者です。
 
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そして、未だにコソボ問題を抱えてますよね。民族派閥というのは宗教と同じく、非常に難しい問題だと思います。
 
 
特に「血」はもう解決しようがない。宗教は考え方によっては改宗できるけど、人の血を入れ替えるわけにはいきませんのでね。
 
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ベオグラードは、ドナウ川とそれに合流するサヴァ川が流れる素敵な街です。
 
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夕方になってしまいましたが、丘の上から見る川の景色はとても美しいですよ。
 
 
街は陽気。
 
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あちこちで生音流れ、
 
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子供も踊る。
 
 
花も咲き乱れ
 
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カフェに集う人々は楽しそうです。
 
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この街、なんか好きだ。
 
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建物も紛争後に再建されたのでしょうか、新しいように思えるものが多いです。
 
 
戦後、ボロボロだったんだろうな。。
 
 
上述したとおり、あの一連の悲惨なユーゴスラビア紛争は、1999年のコソボ紛争でNATOがベオグラードを総攻撃して終結したのが、たかだか20年ちょっと前。
 
 
私の訪ねたのは5年前ですので、16年しか経っていなかった。
 
 
それですと、ベオグラードの人々は、表面的には楽しんでいても、戦争の記憶はまだ生々しいのではないでしょうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
滞在途中、土砂降りの時間などあり、しばらくホテルでジッとしていました。このため、滞在中は広範囲に観て回れず、地元の方々との会話もほぼできませんでした。
 
 
 
 
 
 
時間が足りなくて残念ですが、再訪を誓って次の国へ向け出発です。