①カルボマーが肌表面にあると皮膚呼吸ができなくなる
②皮膚常在菌のバランスを崩す
③高分子ポリマーは肌に残って危険
という記事をネットで見ます。
なので高分子ポリマーと言えば、肌に悪い危険な成分と考える方がいます。
そもそもカルボマーとは何なのか
カルボマーは、水に溶けやすい高分子ポリマーです。
カルボマーなど高分子ポリマーは、洗顔料やクレンジング料、化粧水、美容液、保湿クリームなどさまざまな化粧品に使われています
多く使われてる理由は、水だけでなくアルコールなどともよく混ざり、増粘剤なので、化粧品のテクスチャーを調整できるからです。
液体にとろみがでて、テクスチャーがとてもよくなります。
また、毒性や刺激性がなく安全、かつ微生物汚染に強いというメリットもあります。
だから、肌質を選ばず普通肌や脂性肌はもちろんのこと、乾燥肌や敏感肌、インナードライ肌、混合肌のあらゆる肌質の方でも使えるのです。
私たち「ヒト」の主成分であるたんぱく質も、ポリマーです。
保湿成分として有名なヒアルロン酸ナトリウムもポリマーの1種です。
繊維に用いられるナイロン、ポリ袋のポリエチレンなどの合成樹脂もポリマーです
このように、ポリマーは私たちの身近にあるのです。
ポリマーの中で、化学合成したポリマーが「合成ポリマー」です。
人のたんぱく質は、合成ポリマーではありませんが、ヒアルロン酸ナトリウム、ナイロン、ポ
リエチレンは合成ポリマーなのです。
そして、分子量が1万以上と、高い分子量を持つと高分子ポリマーと呼ばれます。
ポリマーといってもいろいろあり、それぞれ性質が異なります。
だから、高分子ポリマーや合成ポリマーを一つの成分として語ることはできないのです。
しかしなぜか、最初に書いたように
①カルボマーが肌表面にあると皮膚呼吸ができなくなる
②皮膚常在菌のバランスを崩す
③高分子ポリマーは肌に残って危険
とネットに書かれてることが。
でも、①に関しては、サランラップのような合成樹脂の高分子ポリマーの場合は、確かに密閉性があるので皮膚などを完全に覆ってしまいます。
しかし、カルボマーなどの水溶性ポリマーには、高い密封性はありません。
だから、毛穴を詰まらせたり、皮膚から酸素を取り込むことを邪魔することはありません
②に関してもカルボマーなどの水溶性ポリマーは皮膚常在菌のエサになりません。
そして、③に関しても、洗顔などで簡単に洗い流せる上に、洗顔をしないとしても古い角質と一緒に剥がれ落ちます。
でも、ひとつ、そういう記事が出ると、それをコピペして広がっていくので、いつの間にか正しい情報になってしまうのでしょうね。
でも、肌老化の原因は、1つ1つの化粧品成分の問題よりも誤った使い方や過度に化粧品を使うことの方が問題なことが多いのです。
なので、美肌のためには、自分の肌質を知り、正しく化粧品を使うことを意識する方が大切ですね。
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