20年後のミュージシャンの世界はどうなっているのか  その② | ベーシスト 西本圭介 オフィシャルブログ...

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ベーシストの活動と平行して名古屋スクールオブミュージック&ダンス専門学校の教務部長も務める


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前回の続きです。

 

自動翻訳が進化すると、レッスンは確実に海外勢に奪われる。

 

しかもアメリカ人やイギリス人とかではなく、フィリピン人やインド人の講師に取って代わられる可能性が高い。

 

安価な人件費なわりに圧倒的にスキルの高いミュージシャンが多いからだ。

 

もちろんアメリカはすでにミュージシャン飽和状態なので、通信レッスンだったら日本人に教えたい人も山程いるだろうし、出稼ぎも吝かではないという人も多いだろう。

 

現時点のネット環境では、通信レッスンというのはミュージシャンにとってはまだまだ現実感が薄いだろうが、うちの子達は東進衛星予備校で勉強していたんだけど、通信で録画された授業を見て勉強することには、今の子達はたいして抵抗感はないだろう。

 

 

 

近い未来にはビデオコンテンツを使った音楽教室が一般的になり、当面は日本人講師に需要があるだろうが、自動翻訳が進化し、日本人に外国人コンプレックスが無くなってくる時期になると、コンビニの店員に日本人をほぼ見ない都心部のような状況になるだろう。

 

 

しかしながら、まだまだ楽器やボーカルを習うには対面レッスンが必要であるというアドバンテージがある。

 

画面からは感じ取れない音圧とか、空気感とか、そういう部分ではまだまだテクノロジーではカバーができないからだ。

 

ただ、30年前の僕が今のようなテクノロジーを想像できなかったように、あと10年後なんて全く想像できない。

10年後には対面レッスンと差異の無い環境になる可能性も十分ある。

 

いずれにしても、テクノロジーが進化したときに生き残るのはITに対して好奇心旺盛で貪欲な人だ。(と思う)

 

今だと笑える話だが、ハーレーダビッドソンを乗るような所謂バイカーという人達が携帯電話(ガラケー)が主流になった当時。

 

「バイカーたるもの、こんな携帯電話に縛られているよーじゃ駄目じゃ」と言う美学みたいなことを振りかざして、頑なに拒んでいた人が散見された。

でも今、ガラケーすら持ってないような、そんなバイカーがおるかいの〜😂

 

ガラケーからスマホのときも頑固に拒否っていた人が一杯いたけど、今それをいうとちょっと恥ずかしい。

 

僕が初期型のMacBookを自前で買って学校(職場)に持っていったとき、上司にすごいバカにされた。

コンピュータは遊びのツールみたいに当時は思われた。

PCを導入しても頑なにワープロを使っている人達。

 

でも、今パソコンでメールできんやつは社会人として通用できん。

あのとき頑なにワープロ使っていた人達はなんじゃったんかいの...。

メール添付すればいいのにFAXを要求する人とかね...(苦笑)

 

こういう時代の流れを見てきて、今 鼻で笑うようなことこそ、10年後には現実になる予感がする。

 

とくにVR バーチャルリアリティーは圧倒的に進化するから、これに対して心構えしなくてはならない。

 

 

ライブも現実のライブハウスには行かず、バーチャルリアリティーで演奏して、お客さんも仮想現実で観覧してお金を払うようになるだろう。

 

今、ストリーミングでライブ中継をみる感覚が更に本当に客席にいる感覚になれるようになる。

 

そういうバーチャルリアリティー世界になった場合に本当に演奏できるというスキルが必要なのだろうか?

 

お金を払ったら、誰でもミュージシャンになれ(体験でき)て、なおかつベーシストのスキルを有償でアップグレードできるようになるのでは。

 

ジャコ・パストリアスのプラグインを買うと、即興演奏の思考回路や演奏スキルも手に入るとかね。

 

恐らくAIがミュージシャンの演奏の癖や知識などを解析して、アドリブもできるようになるはず。

 

 

そういう未来が来たときにミュージシャンは何をするのだろう。

 

恐らくAIが自由に作れる音楽や作品といったパーツを並べて商品化しやすく整理するコーディネートの仕事ではないか!?

 

恐らく精度が高く凄すぎるAIの演奏をもっと下手っぽくしないと「らしくない」というような、楽器でいうとエイジング加工、ジーンズのダメージ加工のような、意図的に品質を落とすためのテクニックが人間に求められるだろう。(と思う)

 

特に音楽においては完璧すぎるものはヒットしない。

 

荒削りだったり、下手っぽさやガムシャラさのような不完全さという部分が人の心を打つ。

 

ワビサビといっていいかな。

 

今後、若いプロミュージシャン予備軍は何をすべきかと言うと、過去のヒットソングを聞きまくることだ。

 

ジャンルを問わずヒットしてきたものを聞くことで、不完全さや意図してできないこと。

 

不完全さや失敗、ミスの美学を研究するべき。

 

AIが進化したときに必要とされるミュージシャンは完璧なものにダメージ加工が施せるコーディネート力。

 

僕はそう思っている。

 

続く

 

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