綺麗にする予定がなんとサビさせてしまうぞ。 | バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

テクニカルベーシストとしてベース・マガジンでも紹介 / ディープ・パープルのグレン・ヒューズ達と共にヨーロッパ11カ国を周り、また巨匠ビリー・シーンと共にKoRnのドラマー[レイ・ルジアー]のリズム隊として登場。

今回はライブハウス側の作業の紹介。
バーカウンターのところに赤い鉄柱がありました。

あっまだ言っていなかったですが、ライブハウスはたまたま閉店した場所を居抜きで借
りることにしたんです。

もの凄いタイミングがよかったことや、自分がやりたかった自宅に近いエリアということなどの条件がマッチしました。なぜここでということはまたお話します。

この柱は良くも悪くも前のイメージが強く残っていますので、息子と一緒に鉄柱に張っているステッカー剥がしを。


ドライヤーをつかって根気よく。

途中から面倒臭くなってサンダーでベリベリと剥ぐことにした(^_^;)

それからもっと面倒臭くなって。

もう塗料ごと剥がそうっ。

こうやってぺろぺろと剥いでいきます。

赤よりもメタルのほうがいいね~。

ただこれでは面白くもなんともないので。

サンポールを買ってきて鉄柱に塗りたくります。

シュワ~と鉄と反応している様子が分かりますね。

サンポールは酸なので薄い鉄だと穴が空いて溶けるくらいに反応しますよ。

バイクのパーツなんかでサビをとる場合にサンポールを使うことがありますが、サビがとれた後に即座にさび止めをしないと一瞬うちにサビが強力に出てきます。
禁断のケミカルだねサンポールは(^_^;)

この法則を逆手にとって、一気に錆びさせようという計画です。




一日後は



どうだ~!!!!
とんでもないサビの進行の速さです。

もともとの赤い状態よりもむしろ高級感とかビンテージ感が強くなったと思いませんか? 俺だけかな?

この状態から今でも水を染み込ませてサビを育てていますよ。

最終的にはサビの上からサビの状態を止めるクリアー塗料があるらしいので、それを塗ってお客さんが寄りかかってもいいように処理する予定です。

全くライブハウスとは関係ないような話だけど、そのままで使えそうなものにも一つ一つ自分の魂を入れていくことが大切だと思っています。

次回をお楽しみに。