グレイブでブレイブ
お墓参りに行った。
僕の住んでいる地域には2種類のお墓がある。
普通のお寺にある墓と、
死体を埋めていた墓だ。
お寺の方は江戸時代からご先祖さまのお墓が7つ8つ建っている。
死体を埋めている墓は「サンマイ」って呼んでいる。
今は火葬になったけど、サンマイは4、5年前まで土葬だった。
だから、近所の人が死んだときは穴掘りもした。
30年くらい前の頭蓋骨がでてきたりした。
サンマイは一種独特の雰囲気があって、
足を踏み入れるとなんともいえない気持ちになる。
なんていうか体が「ふぁー」って感じになり、
頭が何か澄んでくるような気がする。
サンマイは雑然とした雰囲気で、
雑草がはえてたりする。
めちゃくちゃ大きな桜もはえている。
地面のしたには無数の人生がころがっていて、
新しく形を変えて地上に芽をだし、
環になって繰り返す。
死者は身近にいて、お盆は盆踊りで死者と一緒に踊って、
生と死が入り乱れてぐちゃぐちゃになる。
メキシコで死者の日は、家族が遺族の墓の前で一晩中飲んで騒いでっていう行事があるらしいし、
よくわからないけど、
死者も生者もなんだか、考えれば考えるほど境界があいまいになってくる。
今日の一言:
鳥に食われたまんじゅうがあるよ
- 岡崎 照男, ツイアビ, Tuiavii
- パパラギ―はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集
本ておもしろい
滋賀県は大きな本屋さんがあまりない(もしくは本文化不毛の地?)ので、
めったに本屋で買わない。
図書館で本をかりることにしている。
3週間かしてくれるから、
読んで、3週間後に返しに行って
またかりる。
実はかなりマニアックな本があったりしておもしろい。
しかし、人が少ない。
小さな町だからか、日曜なんかに行っても5人くらいしかいない。
母子か、おじさんおばさんか受験生らしき学生。
書庫に置いてある本出してもらうとき、
司書の方は非常にうれしそうな表情をする。気がする。
図書館のいいところは本屋には置いてない本がいっぱいあるところだ。
本屋はだいたい今現在売れ筋の本か、
ロングセラーが多い。
図書館には古い本もあるし、増刷されなかった本もあったりする。
最近かりておもしろかった本
- 天野 礼子
- ダムと日本
- ポール・オースター, 柴田 元幸
- ナショナル・ストーリー・プロジェクト
- ライアル ワトソン, Lyall Watson, 内田 美恵
- シークレット・ライフ―物たちの秘められた生活
まだまだ読みたい本が図書館にはいっぱいある。
あそこは、ほとんど未知の人間の営みが凝縮されたおもちゃ箱だ。
今日のひとこと:
司書のにいちゃん自身もて
今はなき山河
滋賀県にすんでいるので新しい知事には期待していたけど、
結局ダム作る方向にすすめていくみたい。
まったく必要ないと思うんだけれども。
作る場所の下流で洪水が起こったなんて話ここ数年まったく聞いたことないし。
治水だなんだと言って結局はそこから大きな利益を得る人間が背後にはいるのだろう。
僕の住んでいる所の近所に川が流れているんだけれども、
この10数年でかなり汚染されている。
昔は深い淵があったり、魚がいたりしたけど今は見る影もない。
淵は埋まり、岸はコンクリートでかためられる。
極めつけは上流にゴルフ場が二つもできたので
そこの流す農薬でかなり汚染されてしまった。
遊ぶ場所を奪うことしかこの国の政治家は考えてないのかねえ。
悲しくなる。
近代化してから私達はひたすら自然から搾取してきた。
だから、せめて死ぬときぐらいは自然に何か還元するべきやと思う。
自分の体で。
火葬なんかせずに土葬にするとか。
昔の日本人は尊敬されてた。
欧米のように自然を支配するのではなく、
うまく利用し共存してたから。
感謝もしていた。
日本人というアイデンティーさえ、自分はこう、と表現できない人がいっぱいいる。
それは精霊信仰から離れてしまい、自然に抱く畏敬の念を忘れてしまったからではないだろうか。
- ゲーリー スナイダー, Gary Snyder, 金関 寿夫, 加藤 幸子
- スナイダー詩集 ノー・ネイチャー









