感情のこと
最近映画を見に行って、涙がでてきて、日常生活でしまわれていたであろう感情が、おもてに出てきた。
そんな感じで、非常に人の気持ちがダイレクトに心に響いてきた。
昨日は朝から理由もなく泣きそうで、
うぐぐ。と涙をこらえながら仕事。
こんな日に、太陽の光の感じがあまり好きではない光。
今日はうって変わって理由もなくいい日だった。
前は売っていたタコスのもとがスーパーからなくなっていた。
30さいくらいの女の人は一度買ったお寿司を返品してて、
2人組の工員風の男達はタバコのにおいをぷんぷんさせて、
たくさん並んだレジがいきなり一台をのぞいてシャットダウン。
前にならんでいる主婦はめちゃくちゃカワイくて、
もう鍋のもとが商品棚にならんでいた。
空の月の光が雲を照らしていた、雲がゆっくり動く。
タコスミートを一から作り出すのを考えるも、
ハラペーニョがなければだめだろうと、考えを止める。
田んぼの稲刈りが始まっていた、黄金の海みたいだった稲は、
ひとかたまりのワラになって、田んぼに直立。
田んぼの近くに座っていた杖を持った老婆は、
一時間後に同じところを通ると、10mほどしかすすんでいなかった。
もの食うわたしのこと
辺見庸の「もの食う人びと」は非常におもしろい、食が根幹にあるルポだ。
様々の土地の様々な人々が、何かしらを食しながら生きている。
人生は食べること。
最近どうもご飯を食べることが億劫になることがあって、なんでかなあと考えた。
食は手で作るという行為が非常に重要になる。
それも食べる人のことを考えての行為。
例えば、野菜なんかはそうだけど、いくら野菜ジュースとかタブレットを摂取しようが、
決定的に足りないものがある。
それは生体エネルギーだけど、食物はそれがかなり重要なんじゃあないかと思う。
食べ物が持つ本来のエネルギーと作り手の感情エネルギーと、それを食べるわたし。
それが今の僕には欠けてるんじゃあないかと。
手で作られたものを久しぶりに食べた時とかって、ひそかに涙がでるくらいのものだし。
明日からはちゃんとご飯を食べよう。
おいしい野菜とか、肉とか、魚とか、たくさん食べよう。
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無意識音のこと
耳慣れている音は意識しないと聞き取れない、または聞き逃すことがよくある。
家の横を流れる川の音。
増水したり、水音に変化があってはじめて最初から川の音がなっていたのだなあ、と意識する。
今日も家に帰ると、外が妙にあかるい。
裏の広場にでて明るい月や、青白くてらされている草木をしばらく眺める。
数秒後に、いきなりたくさんの虫が鳴いていることに気がつく。
すごい音の重なり、しかもかなりやかましい。
当たり前のもの慣れているものは、
無意識で全て処理されているのがなんだかすごくもったいないと思った。
でも反対にきれいな虫の声とか川のながれる音とかを、
無意識に毎日きいていられることはすごく幸せなことなんだなとも思う。
ハ行を今日は久しぶりに聴いたらとってもかっこいいことに気がついた。
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あとは祭りのこと
お盆がすぎたら、ツクツクボーシとスズムシが鳴き出した。
それで、夜はいっきに寒くなって、タオルケットでは寒さで目が覚める。
さらには夕方の空気と光がかなりの割合でノスタルジックだ。
そうなると、心のはしっこをギュっとわし掴みにされたような、
焦燥感というか、寂寞感というかそういうものに襲われて、
視線は1km先まで行ってしまう。
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撮影のこと
今日は撮影に行ってきた。
田舎の一軒家。
年に数回あるかないかの撮影の仕事はおもしろくもあり、むずかしくもある。
もっといいレンズ欲しいな。
4X5カメラで撮影したらおもしろいだろうにとも思う。
4X5は画像をフィルムに露光した時点で、最高のものだと思う。
ルーペで覗いた銀塩の世界は感動的だ。
田舎の一軒家は風の吹き抜ける場所に建っていて、まわりは古そうな森とかがあって、
いいところだなと思った。緑色の柿が地面に落ちていた。
土地の持つ魅力・魔力というものを最近あらためて感じる。
土地はたくさんの人間の血と肉をつくって、またそれを吸収して・・・
それがあるところには確固としたものがあるから、人々の悲喜こもごもの暮らしがあるのだなあと思った。
そこが、日本人のアイデンティティーの生まれる場所なんだろう。
