砂のこと
サハラ砂漠の砂は、噂に聞いていたとおりサラサラだった。
きれいな砂浜にもこんな細かい砂はない。
口を閉じていても知らない間に口の中がじゃりじゃりして、
目も鼻も耳も砂が入ってくる。
あの、ターバンは砂を防ぐのに非常に良くできたものだと思った。
デジカメも一瞬で砂をかんでしまって、じゃりじゃりしてる。
裸足で大地にたつ。
砂の感触がやさしすぎる。
きめ細やかな感触。
初めての感触。
手で砂をすくうとさらさらと流れる。
なんていうのか、新しい感触。
こんなすごい感触を感じられた僕はとてもラッキーだ。
すべてが砂に侵食される世界で、
オアシスのテントの中も砂。
すべてが砂に侵されている。
砂漠の夜はとても寒くて、毛布三枚重ねて服を着こんでねてもガタガタ震えていた。
ラクダはつぶらな瞳で、僕が近づくとゆっくりと顔をこちらにむける。
ラクダの背はとても乗り心地が良かった。

