ゾルバ/クヌルプが与えること
ゾルバ・ザ・グリーク、邦題「その男ゾルバ」。
ゾルバのように生きることを目指しているのに、
日々に追われているうちに遠ざかっている。
もしくはヘッセのクヌルプ。
思いださなければ!
28日は今年最後のライブだった。
今年の1月に今のバンドで初めてライブをして、
おおよそ1年のしめくくりとしてのライブ。
ちょうど今年一番の大仕事を終えたばかりだったので、
相当にストレスがたまっていた。
それをすべて吐き出すかのようないいライブができた!
個人的には今年一番の出来。
先週のライブでは、緊張して無難なプレイに終始し、結果的には一番最低なプレイだった。
なのに28日のライブの出来!!
情熱とインスピレーションと新しいものを生み出す創造力がないまぜになった最高のプレイができた。
冒険心なくしては新しいものは作り出せないとあらためて実感した。
今までもでこぼこ道しか歩いてこなかったはずの自分が、
無難なプレイで音を表現できるわけはない。
世界からこぼれ落ちそうになりながらもその端っこで、
何かを創り出して自分の存在意義を探り出していたはず。
音を作るのは最後はインスピレーションだ。
演奏中にメンバーをいつも見渡すと、
ひとつの音を奏でている、ハーモニックしている連帯感がとても嬉しい。
ライブハウスで昔に意気投合して仲良くなった友達が、初めて見に来てくれた。
かなり音にはこだわりのあるやつだけど、
「正直めちゃくちゃ良かったよ」と言ってくれた。
お酒いっぱいのんでて、「いい音楽聴くと酒がすすむんだ」。
この友達はライブハウスでしか会ったことないけど本当にいいやつ。
好きな友達に正直にいいと言ってもらえたことが何よりもうれしかった。
2008年、たくさんの出来事と出会いがあった。
去年も同じようなことを書いてるけれど。
僕は成長しているのか退化しているのか。
たくさんの人と出会い、話し、愛し合い、自分を見る。
会いたい人がいっぱいいる。
きっと今これを読んでくれている人たちも。
狂おしいほどに人生を愛するか、
狂いそうなほど人生にのまれるか。
ゾルバのように笑って、馬のようにいなないて死ぬか。
クヌルプのように雪のなかで神の声を聞きながら死ぬか。
あともう少したてば新しい年がおとずれる。
誰にも。


