地獄絵図のこと
ようやく今日、仕事を終えることができた。
納品が終わって、気持ちよく仕事おさめ。
先週からずっと地獄絵図の中を散歩しているかのようだった。
もしくは狂気の白昼夢を見ているかのような。
誰かと話していても半分上の空で、そこにもここにも自分がいないような、
今週に入ってからはいきなり涙がでてきたり、
自分を痛めつけてやりたい衝動に駆られ、
自分というものは存在しているのかしないのか、
まとめると、よくわからないけれどヤバイ状態だったわけです。
たくさんの人に助けてもらったり、お世話になったりしながらこの大仕事をやってのけた。
お客さんも喜んでくれた。
とりあえずは休みたい。
雪が積もった。
たくさん雪が降った。
雪がつもった朝のまちなみは、なぜかのんびりオーラ全開の朝。
長靴をはいて裏の広場に足跡を着けた。
雪に足が沈んで心地いい。
先週、飛べない鳥が畑をぴょんぴょん跳ねていた。
ぴーぴー鳴く鳥。
頭の後ろが寝癖みたいになっていてかわいい。
そいつがまだいるみたいで、
次ぎ見つけたら餌付けしてやろうかな。
まだいるってことはまだ羽が治ってない。
柿が不自然に広場の真ん中に落ちていて、
ついばんだ跡。
雪の白、
露出した地面は黒茶色、
枯れ草は褐色の黄緑、
柿は、そのままに柿の色。
姿をまた見せたなら、不味いお菓子を投げ与えてみようかな。
空での生活時間より、地上での生活時間が長くなってしまった、
名前も知らない鳥はいったいどうやって生きているのか、
羽が使えなくても、鳥。
