こんばんは。
齋藤です。
気持ちは二十、身体は四十。
もはや特盛を食べても大丈夫な胃袋ではないようです…
さて本日はGOLDENMILLSよりフィールドパーカのご紹介です。

ちょうど1年前にスタートしたばかりの日本人制作チームによる日本人の為のミリタリーウェアブランド。
お店でも昨年秋から昨日インスタでご紹介したジャケット1型、パンツ1型の取り扱いを始めました。
大人の方に向けたミリタリーウェアとして個人的にも今まさに着たいと思わされる洋服。

見た目はデッドストックのそれ。
しかし気の利いた仕様やシルエット。
そして値ごろ感。
当時のディテールは忠実になぞりつつもレプリカとはまた違う、デザイナーのフィルターを通してのアレンジ。
それによりミリタリーウェアというものを普段着てして気軽に取り入れさせてくれ、さらにファッションとして昇華させてくれていると思います。

この春新たにピックしたのはこのフィールドパーカ。
初見ではM-65だろうと。
フード、ライニングの着脱が可能で環境に合わせて変えられ、それらをシェルと合わせる事で様々な着こなしが出来るファッション的にも優秀な名作ですね。
しかしこのゴールデンミルズというブランド。
特定のモデルとしては作らずあくまでデザイナーが作りたいミリタリーウェア、ゴールデンミルズとしてのフィールドパーカという事です。
スタンドカラーの襟にはフードを取り付けるためのボタンホール(フードはありません)。

内側にもライナーを取り付けるためのボタン。(ライナーもありません)。

袖口にはゴムが付きボタンとファスナーによる比翼仕様。

ウエストにはドローコード、裾には特徴的なフィッシュテールのデザインとオリジナルを踏襲。
個人的には右胸のネームテープは省いたこと。
これによりミリタリーの粗野感が薄れた気がします。
特に本来は使用される事が希少なブラックなんかは、対極に位置する洗練された上品な印象させ受けます。

そしてシルエット。
元々がジャケットの上から羽織るためのオーバーコートですが、ただデカいだけではもちろんなくバランスが最高です。
適度なドロップショルダーからの腕まわり。
重ね着した上からでも楽に羽織れますし、そこから袖口までの長さもしっかり計算してくれてます。
そのおかげでミリタリーウェアにある乱暴な程の無駄なデカさはありません。
それは身幅や着丈にも同じ事が言えますが、このツラの洋服を頭で思い描いたシルエットのままで着れる事が新品ミリタリーウェアからの恩恵です。
ゴールデンミルズ、ありがとう。
生地にはバックツイル。
ハリと柔らかさ、厚みと軽さ、光沢と経年によるアジ。
これら全てを兼ね備えたこのモデルとして最適な素材の1つ。

ブラックはこの春で一旦お休み。
秋にはオリーブドラブともう1色新色が決まっています。
夏以外のほとんどの季節において己のアイデアによる重ね着次第で着ることが許されたコート。
早速買いましたが何故今まで持っていなかったのか不思議。
今の気持ちと身体にはこれくらいが良いです。
それにしても今日のこのタイトル我ながらよく閃いたもんです。
気になる方は是非お店でご覧下さい。
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