ホール
名器の品格、使用回数が多いと1か月とプラス10日?くらい。
亀裂は、入り口部分から始まる。次第にホール内部に及ぶ。
ホール内部の亀裂は、一直線に奥に通じる場合が多い。
やわらかさ・・・名器の品格が一番。しかし、脂分が多い。
毎日洗っていると油分が抜けるためか、少し硬くなる。そうなると亀裂が生じやすい様子。
ホールは、全身骨格模型の骨盤内に収める。シュモクゾリだとホール入り口の亀裂が最も多くこする部分に生じる。
ホール入り口の亀裂は、穴の下部分に及び、周囲に目立った亀裂が生じる。それでホール内部にも亀裂が及ぶ。
全身骨格を人形妻にする基本
全身骨格模型をドールにするには、男性のものを使用したため(女性のものは高額)、骨盤だけ女性の骨盤を入れ替えるほうがいいと思う。その作業は、全身骨格模型に金切りのこなどを使って金属パイプなどの固定金具を取り除く必要がある。
ついでに、全身骨格模型の肩と股関節と膝の接合金具を除去したほうがいい。その3つの接合金具は、使用中すぐに壊れる。
それで接合金具の代わりにほぼずっと壊れない接合部分を作る必要がある。それに用いた物は、手首バンドのような強靭なものーーー簡単にほぐれたり、切れたりしないものを選ぶ必要がある。
それで、細部を色々と工夫する。
全身骨格の胸部は、金具で固定している。その金具も除去したほうがいい。その代わりに胸骨などが重さでつぶれないように金具を切断した「残り」を使って簡単につぶれない少しは柔らかさがある分厚いビニールパイプ(水道ホースよりも工業用に使う分厚いホース)をつっかえ棒のようにはめ込んで接着するほうがいいと思える。
肘の関節は、そんなに強くないから壊れないようにバンテージのように補強したりした。
股関節・膝・肩の関節補強に使うものは、よく考えたほうがいい。股関節は、最も面倒だった。
股関節は、大腿骨のつなぎ部分が丸い形状で骨盤の丸い部分に収まるようになっている。それを使ってうまく股関節が外れないように自然に動くように工夫しなければならなかった。
関節で最も問題となっていたのは、3つの関節ではなく、腰だった。
腰の関節は、骨盤と腰椎をつないでいるが、骨盤から腰椎の内部(骨髄がある部分)に通じていて、骨盤でほぼ固定している必要がある。
骨盤から通じているものは、太い同線の代わりに固い鉄線を通し、骨盤側である程度動いて出たりするが、腰椎まで通した。それをもともと模型に入っている太い銅線を使えば、骨盤内でほとんど前後しないように固定する必要がある。
その銅線は、骨盤から頭蓋骨までいくつかの部品で1本につながっているから、人形を動かすと銅線も動くようになっている。こうなったのは、骨盤を入れ替えるときに銅線も切断したためだが、銅線につながっている骨盤内の金具は、骨盤内にかなり出っ張っていてホールを入れる際に邪魔になるため取り除くしかなかったものである。
使用した全身骨格模型は、骨盤からスタンドにつながっている金具で模型となっているタイプ。それ以外のタイプは、頭蓋骨から吊り下げるタイプ。
頭蓋骨から吊り下げている全身骨格模型だと、骨盤入れ替えが異なる可能性がある。
全身骨格模型の使用感は、すこぶるいい。ヒップなどにシリコンの余ったものを使っているため、もともと9キロの模型重量のため、結構重量感があるものの20キログラム台のシリコンドールよりは、扱いが簡単。
添い寝するにもいいし、やるのもいい。シリコンドールのようなポージングはないが、寝る姿でちょっと見せるものにできるだけだ。
全身骨格模型を使った人形は、用途が写真撮影ではない。
なお、人形に使える全身骨格模型は、用途が人形妻なら、腰椎脊椎が稼働するタイプのものを選ぶ必要がある。実際購入した模型は、腰椎が左右に前後にある程度可動する。腰椎の人間的なねじれもある程度可動範囲がある。
腰椎は、かなり強化したほうがいい。模型のままの状態では、腰椎が折れ曲がったりする。内部に太い銅線が入っていてもへし折れる。だから、腰椎とか首を取り巻くような補強が絶対に必要になる。