雷ストレンジャーズ 演劇ジェット紀行 スウェーデン編「父」 | roomyuna
2018年02月26日

雷ストレンジャーズ 演劇ジェット紀行 スウェーデン編「父」

テーマ:ブログ
雷ストレンジャーズでは作品を選ぶ時に、この作品が今の世界とどう繋がっているかをまず考えます。どんな問題提示が出来るのかが鍵となります。
「フォルケフィエンデー人民の敵」の時は、観劇後にお客様からも政治や社会に対する様々な意見があがり、イプセンの普遍性と人間の変化の無さに驚かされました。同時に、ちょうどその頃は、金曜のデモに行くという理由で金曜夜の回の直前の日時変更が相次いだ事もり、自分たちがやってる事に意味があるんだろうか、演劇ってなんなんだろうという疑問にぶちあたり演劇について考える「オウム亭」を上演。
そして、今回はストリンドベリ「父」です。毎日、世界はどこへ向かっていくんだろうかという不安が増幅する中で、〈父権主義〉
〈家長制度〉について考える事は正直きついし、初期のスタッフミーティングから男女では意見がわかれる事もはっきりしていて(ただし、現代のよいところは、男女を超えた様々な性の方がいて又意見が多様になってくるところ)、でもテーマは勿論、女性の立場の私からしても、男性が悪い、とかでは全然なくて、世の中の戦争はやはり男性が主導で起こってるように見えるよねということ、その男性に追随する女性達、権力をもつものと持たないものが存在する事で起こる問題について考える内に、これは、このシステムの問題なんじゃないの?と思える事について。恐らくどんな権力者でも実際にプライベートな領域に入れば凄く素敵な人だったり、チャーミングだったりする事は沢山あると思いますし。
「父」は正に、ストリンドベリも書いている様に〈男らしくあらねばならぬ〉という事に葛藤する〈軍人〉であり〈学者〉である男性が父役。そして、タイトルの「父」は英語では”THE FATHER"。原語も同義で"THE"がつくところがポイント。
昨晩、以前この作品を上演したチリの劇団の方と話したら、マッチョであろうとする男を強調する為に、トレーニングマシンをセットにしたとの事、私達も最初に持った案だったので遠い国でも発想が似る事にお互い驚いたのでした。
ただし、システムを無くしたり、壊したりしたところで、そのあとどうなるの?
の答えは当時も今もないように思えます。
当時より、作品中に出て来る精神医学ももう少し複雑な分類をするようになったし、
性別だって、男女なんて2つにわけられるものでは無くなっているし、
少しの変化はあるのだと思いますが、基本的に130年前と世の中はあまり変わっていないように思います。
登場人物達は、全員凄くチャーミングで、葛藤していて、共感出来ます。
読んでいた時からわらっちゃうようなシーンも沢山あります。
でもなんでそうなっちゃうの!?という悲劇。
連日、稽古でみんな脳みそと集中力使いまくってます。
沢山の方に観て頂きたいです。
是非いらしてください!
今回は、
託児サービス(10日昼公演 11日昼公演)

バリアフリーサービス(9日夜公演 10日昼公演には視覚障
がい者向けに音声ガイドをご用意しています。)
実施。
詳細はこちら
父 公演情報

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