子どももママも未来に希望が持てる家庭療育

おうち療育アドバイザー浜田悦子です。

こんにちは^^

 

 

今日は、先日募集した

「小学4~6年生までの子育てのお悩み」

について、お答えしていきますね!

 

 

実際にお話しを聞いての回答ではないので

客観的な解説になってしまいますが、

参考にしていただけたら幸いです^^

 

 

今日は、小学5年生の女の子の

こちらのお悩みです。

 

 

 

 

「小5年女子の母です。

 

 

知的障害が1年前にわかり

支援級に入りました。

 

 

イライラや暴言、

眉毛を抜いたりし不登校ぎみです。

 

 

自分に自信がなく、

どうせ自分はできないんだなどの言葉が

よく聞かれます。

 

 

学校では消極的ですが、

家に帰ってくると大声を出し

「5歳の弟にも死ね、

お前なんていなくていい」

などの暴言を吐いて

叩いたりもします。

 

 

それは、学校で

友達にイヤな事を言われたりした時に多いです。

 

 

2歳の弟もいるため

私がお世話をしている間に

姉に叩かれたと泣きながら

逃げて来ることもあり

姉の事を怖がっています。

 

 

娘への対応の仕方、

暴言を弟に吐いた時の

娘と弟への対応の仕方を

アドレスしていただきたいです。

 

 

毎日手探り状態で関わっています。

 

 

私も自分の精神状態を保つために必死です。」

 

 

 

 

娘さんの自信の無さや現在の状態と

弟さんへの暴言・・・

とても心配ですね。

 

 

ママはしっかりお子さんを観察なさっていて

その原因が

「友達にイヤな事を言われたりした時に多い」

ということも分かっています。

 

 

でも、原因が分かっている分

学校でのことで介入できず、

娘さんの帰宅時間になると、

 

「今日は大丈夫だったかな?」

「お友達にイヤなこと、

言われなかったかな・・・」

 

と、ソワソワドキドキして

しまうことがあるかもしれませんね。

 

 

今日は、

「学校では消極的なのに、

家に帰ってくると暴言を吐くお子さんの対応」

について、お話しします。

 

 

この記事を最後まで読んでいただくと

「子どもの暴言の原因と対処法のヒント」が

見つかるかもしれません^^

 

 

 

 

まず、お悩みに対しての普段の対応から

見ていきましょう。

 

 

 

(お悩みに対しての普段の対応)

 

暴言に対しては基本無視をしています。

 

 

暴言を弟に吐いている場合は

弟を違う部屋に連れていき、

本気で言っているわけではないと

説明しています。

 

 

本人の好きな事を

見つけてあげたいなぁと

思っています。

 

 

塗り絵や折り紙が好きなので

好きな事をして気持ちを落ち着かせ、

自信を持ってもらいたいと思います。

 

 

弟とは外で一緒に自転車を乗ったり、

庭でお菓子を食べたりして過ごすと

比較的仲良く過ごせるので

外での時間を大切にしています。

 

 

(普段の対応に対してお子さんの反応)

暴言に無視をすると、

どうせ私の事嫌いなんでしょ。

と言ってきます。

 

 

好きな事をしていると、

集中して取り組み気持ちも

落ち着いているように見えます。

 

 

 

 

実は、

「学校では消極的で

家に帰ってくると暴言を吐く」

お子さんのお悩みって、

とっても多いんです。

 

 

このようなお子さんは、

 

・学校で頑張っているお子さん

・自分の気持ちをうまく伝えられないお子さん

・自分の味方がいないと感じているお子さん

 

これらの3つの原因が

重なっているかもしれません。

 

 

 

 

ひとつずつ、お話ししていきますね^^

 

 

学校で頑張っているお子さん

知的障害が1年前に分かり、

支援級に入ったということは、

それまでは、周りのお友達と同じ課題を

頑張ってきたということなんですよね。

 

 

知的障害は、

知的な能力に遅れがあることや

コミュニケ―ションや学業、生活面などにおいて

年齢相応の適応に障害があること

とされていますが、

 

 

もしかしたら、

学校での授業が「分からない」

準備や身支度などがスムーズに「できない」

お友達とのコミュニケーションが「うまくいかない」

 

 

でも、

「分からない」「できない」「うまくいかない」

原因が本人も分からず、ただただ

「周りと同じように頑張らなきゃ!」

「ついていかなきゃ!」と、

必死だったんじゃないかな?と感じました。

 

 

自分の気持ちをうまく伝えられないお子さん

また、

「分からない」「できない」「うまくいかない」

原因が本人も分からなかったり

自分の気持ちをうまく伝えられないと、

イライラやモヤモヤ、

辛さや悲しみや苦しさなどが

火山のマグマのように

ドンドンたまってしまうのです。

 

 

それが、怒りになって爆発した状態が

「大声で暴言」

という形になって現れているのだと思います。

 

 

このようなお子さんは、

自分の本当の気持ちをどんな風に

伝えていいか分からなかったり、

「教えて」「助けて」「手伝って」

という、ヘルプサインを言えていない

可能性があります。

 

 

誰にどんな風に、

自分の状態を伝えていいか分からないので

「失敗体験やストレス」をため込んで

バクハツしてしまう、という状態を

繰り返してしまうのです。

 

 

 

自分の味方がいないと感じているお子さん

 

このような状態が続くと、

「わたしはこんなに困っているのに、

誰も助けてくれない!!」と

感じるようになります。

 

 

そうすると、

「イライラや暴言、

眉毛を抜いたりし不登校ぎみ」

という言動が出てくる場合があります。

 

 

怒りの発散方法や

気持ちの立て直し方が分からず、

周りが困ってしまう

行動になってしまうんですね。

 

 

このポイントは、

「周りのサポート」と

「本人がほしいサポート」が合っているか?

というところなんです。

 

 

ママや学校がお子さんを

サポートしていると考えていても、

本人が「サポートしてもらえた」

と思うことができないと、

子どもはマイナスに捉えてしまうのです。

 

 

暴言を吐くお子さんがいると、

(他害などもそうです)

「どうしてそんなこと言うの!?」

と、お子さんを責めるような気持ちに

なってしまうかもしれません。

 

 

でも実は、お子さん自身も

「自分はこんなに大変なのに!」

「どうして分かってくれないの!?」

と、ママを責める気持ちに

なっているのです。

 

 

 

 

対処法として、まずは、

 

・帰宅したら、

「おかえりなさい。今日も一日お疲れさま」

「頑張ったね」

などと、学校で頑張っている子どもをねぎらう

 

 

・自分の気持ちの伝え方や

「教えて」「助けて」「手伝って」

という、ヘルプサインを言えているか確認し

できていない時は、教える

 

 

・暴言にも共感を忘れない

 

 

ということを、試してみてくださいね^^

 

 

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「暴言にも共感を忘れない」

については、少し長くなってしまったので、

2月10日(水)21時配信の

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