セルフリノベーションケーススタディ+中目黒一軒家PLATHOME -2ページ目

RevaxのRE-think展

Revax のYさんにお誘いいただき、芝浦にあるマンションの一室へ向かった。





レインボーブリッジが街の隙間から見える。
芝浦アイランドの一つ内陸側で、マンションが多いエリアだ。

あまりこの辺りに来たことはないのだけれど、
田町駅の再開発もあるから、これから注目だと思う。


マンションは普通のマンションだった。
だけど部屋の中に入ると急に雰囲気が変わった。


真っ暗な空間の中にたくさんのキャンドルの火が揺れている。
プロジェクターにはアーティストのCandle JUNEさんの創作風景。

居心地は悪くない。気持ちが落ち着く。
明らかに異質な空間なのに。

そうか、マンションという空間が人間にとって異質な空間なのかな。





今まで当たり前のものとして扱っていた日常の風景を一旦リセットできた。

人は経験という既成概念に覆われていくものだから、
RE-think展はその言葉通り、僕にとっては目的を達成できたのかもしれない。


Revaxさんは中古不動産の再生・流通・管理をやっていらっしゃるようだ。

中古不動産の全てに関わることは大変だと思うけれど、
そうやって見えてくるものはあるんだろうな。


RE-think展 、再考するのはまだ間に合います。

リノベーションの宿命 上目六さくらショッピングセンター閉店

リノベーション物件には面白い店舗が多い。


その理由は、いくつか考えることができる。

①新築建替までの間、破格の賃料で借りることができる。
 (例えば坪3万円の場所で成立するものは限られてくる)
 
②新築建替予定なので、原状回復を気にせず改装することができる。
 (どうせ壊しちゃうのだから元に戻す必要はないということ)


つまり魅力的なリノベーションというのは、かりそめの姿であることが多いのだ。

一瞬で終わる空間というのはせつない。



このブログでも紹介した上目六(カメロク)さくらショッピングセンター は、
2008年8月で建替により閉店になるそうだ。


(携帯カメラなのですいません、またアップします)

ただでさえこういうことが頻発している中目黒だが、残念である。
中目黒がどんどんスカスカ になっていく…

パン屋のopatocaとか良く利用するのになあ。


東京R不動産ナイト大盛況

僕は最近、木曜日限定でバーをやっています。


先日、東京R不動産ナイトをやったのですが、大盛況でした。
R不動産のTOP3にいらっしゃいました。

店内は頑張って9人しか入ることは出来ないけど、
その狭さが、まるでみんなで"こたつ"に入りながら飲んでいる感じなのです。


これからも色んな企画を計画中です。

とても狭いお店なので基本的にお客さんは予約でいっぱいなのですが、
リノベーション関係の日はこちらにも詳細アップするのでぜひご覧ください。

Shabada-BAR

狙い目は246 シャンボール上馬

国道246号線、通称ニーヨンロク。


246の周辺には魅力的な街が多い。

青山、表参道、渋谷、三軒茶屋、二子玉川…
周辺部も含めたら、東京で一番面白い場所を通る国道かもしれない。


そんな246沿いの渋谷から二子玉川沿いにあるリノベーションマンションはオススメである。




なぜならこんな眺望が広がっているから。






246側には↓の写真のように首都高速が走っているのだけれど、
反対側には低層の住宅地が広がっているためだ。





今後もこの素晴らしい眺望をさえぎる建築物は建たないだろう。
246の喧騒もそれほど感じない。



今回は246沿いにあるリノベーション物件のオープンルームを訪れた。

数々のリノベーションをしているオリエンタル産業によるものです。
オリエンタル産業といえば、そうポーターズペイント でも有名。

最近では、有名な建築家はこぞってポーターズペイントを使用している。




ほんのり薄暗いエントランスを抜けると、
上のような眺望がぐっと飛び込んでくる大きなワンルームに。

大きなワンルームって何故増えないんだろう?
やっぱり「1R」より「2LDK」なのかな。
(もともとは3Kだったらしい!!)



部屋の中は無垢材に覆われているのだけれど、この材は特にいい。
どうやらオーストラリア産のようだ。
これ、欲しいなあ。




まだ売れていないと思うけど、気になる人はお早めに!!



シャンボール上馬の詳細はこちら
オリエンタル産業HP

元祖木賃アパートリノベーション

木賃アパートリノベーションの元祖といえば、blue studio



そんなblue studioが風呂なし木造アパートをリノベーションしたということで、
内覧会に出かけてきました。

場所は小田急線で下北沢の少し先の豪徳寺。
小さな商店街があって、ホンワカ住みやすそうな街です。

世田谷線で三軒茶屋にも出ることが出来るし、
小田急線で新宿・渋谷・原宿方面へのアクセスも良好。


よく下北沢のクラブで一緒にオーガナイズしていた友達が
住んでいたので、うーん、とても懐かしい、、

小田急線沿線っていいよね。



駅から歩いてすぐの場所、細い商店街の先にあります。
白い建物がとても可愛らしい。
金物とかも可愛い感じで女の子の一人暮らしにもぴったりかもしれません。



壁という壁はすべて真っ白にしていて無垢の床材がはえます。
古い柱が空間をバシッと仕切っているようです。



2階の部屋からは隣の平屋の屋根が見えて日当たりも良好。
もともと風呂はなかったのだけれどシャワー完備!



学生のときだったらすぐ借りてしまったかも。

おっと東京R不動産でも募集 しているようです。
すぐ決まっちゃうんだろうな。
こんな物件に住める人がうらやましい。



スタートしました

本日から新しい会社をはじめたので、ブログも新しく作ってみました!


このブログも更新しますが、頻度は新しいブログのほうが高いですし、

何よりさまざまな情報を載せていくつもりです。


セルフリノベーション的なことも仕事にしていきたいなーと考えています。

(まぁ、趣味のままかもしれませんが)


セルフリノベーションブログとともにこれからもよろしくお願いします。


kent plus one

http://kentplusone.tumblr.com/

二子玉川の川の家「PEACE TOKYO(ピーストーキョー)」が移転してました

以前紹介したPEACE が上流へ移転していました。

てっきり閉店してしまったのか、、と思っていたので嬉しい。



場所は田園都市線と246の橋の間の中洲、「兵庫島公園」。

裏には元々あった老舗「川の家」がある。


おじさんたちがビールに焼きそばを食べている横で、

生ハムにワインだから面白い。

焼きそばにビールも捨てがたいよな~と思いつつ、新しいPEACEへ。



建物が新しいプレハブのようになっていたのが残念だが、

目の前の中洲には草原が広がり気持ちのいい風が入ってくる。



今年もまだまだ営業しているようなので、ぜひチェックしてください。



PEACE TOKYO


URL http://www.peacetokyo.com/

TEL 090-8944-0220

OPEN 11:30-22:30

CLOSED THURSDAY

えびすビル 名古屋リノベーション散歩③

東京日本橋、大阪船場と並ぶ名古屋の繊維問屋街は長者町。


その他の繊維問屋街に漏れず、長者町もなんだかくたびれた空気が広がる。



築50年ほどの中小ビルの間にはコインパーキング、

クラックが目立つコンクリートの壁や錆びた配管類。


思いのほか広い青空が眩しい。

路上駐車は多いが人影はまばらだ。


デパートが多い栄や路面店で賑わっている矢場町の隣に

位置しているためか、その落差は激しい。



えびすビルはそんな長者町にあるリノベーション物件、

今ではPART1から3まで全部で3棟もあるようだ。





テナントであるR&D の商品構成がD&D に似ていたり、

目新しさはあまりないかもしれない。


けれど地元の人の思いが伝わるアットホームさや、

テナントとそこを訪れる人のコミュニケーションの高さ、

そんなものが感じられて、とにかく心地いい。


たとえばえびすビルPART1は昔のビルの宿命なのか、

共用部がないため、上階へ行くために、

必ず各階の専用部を通らなければならない。





こんなビルでは共用廊下を後から設けることもあるが、

共用部がないことがコミュニケーションを誘発しているのは想像に難くない。


テナントさん同士だったら会えば挨拶するだろうし、

たまたま上階に行くのが目的だったお客さんが、

途中階で他のお店を発見する。


そして何故だか分からないが、行き止まりまで行きたい誘惑に駆られ、

結局上階まで行ってしまう。


PART1の場合、最上階がギャラリー+本屋なのが、

その気持ちを後押ししてしまう。





商業施設では2階にあるだけでも一苦労なんだけどね。



最上階のギャラリーはお休みだったけれど、

本屋はやっていたとてもいい品揃え!


その階下の雑貨屋も偶然通っただけなんだけど、

よく見ると丁寧に選ばれた品々が並んでいる。





新しい名古屋は名駅だけじゃなく、こんなところにも発見できる。


■えびすビル

□URL http://www.matsuri.co.jp/

麦小舎 軽井沢リノベーション

週末、友人の軽井沢の別荘へ。


軽井沢はこのブログ でも書いたように年2~3回は行くのだけれど、

毎回新しい発見がある。


軽井沢というと旧軽井沢のような賑わいをイメージする人もいるかもしれない。

けれど別荘がある北軽井沢は実は長野ではなく、厳密には群馬県嬬恋村。


ここまで来ると周りの目を気にすることなく自然に身を委ねられる。


ちょっと車を走らせれば延々とキャベツ畑が広がるようなところだ。



そんな別荘の近くにある麦小舎に行ってきた。


麦小舎は本がたくさんあるカフェらしい。


最近は北軽井沢にカフェや個人のギャラリー、ショップが

増えてきているのだけれど、どれも個人の趣味の範囲。


だけど麦小舎は、ちょっと違うんじゃないかなーと思った。

こういう直感は我ながら鋭い、やはり素敵な場所であった。



北軽井沢が一番にぎわっているスーパーのある辺りから車で数分、

途中から砂利道になった道を進むと麦小舎はあった。



もともとは別荘だった家をほとんどそのままにカフェにしているようで、

なんだか初めての場所じゃないような暖かさを感じる。


リノベーションというほど大げさなものでもないかもしれない、

けれどこれでちょうどいい。



ここが素晴らしいのは庭。


デッキや木々にハンモックが吊らされて、所々にテントがある。

やはりハンッモックはハンモック2000のものだった。


八ヶ岳と浅間山は意外と近いらしい。



思い思いに読みたい本を選んで部屋のソファでも、

デッキの端に寝転がってもいい。


ビート文学から絵本まで本は揃っているし、時間も十分ある。


僕はハンモックに揺られながら、サリンジャーを手に取り読みはじめた。




はあ~、こんな素晴らしい場所は久しぶりだ。


どこでも自由に本を読んでいいのは、京都国際マンガミュージアム 以来。


自分と本とハンモック、それらを自然が暖かく包み込んでくれる。




あーぁ、軽井沢に別荘が欲しいな。


ちなみに麦小舎は週末のみの営業です。


■麦小舎

□URL http://www.mugikoya.com/

四間道のカフェドサラ 名古屋リノベーション散歩②

前回 のつづき。





円頓寺商店街を抜けて堀川の辺りまで来ると、

急に昭和から江戸時代にタイムスリップしたようになる。



この辺りは四間道と呼ばれている地域、それにしても面白い地名だ。






元々尾張の中心地は清洲であったが、低地で防衛に不利だったようで、

徳川家康の命により清洲から南東10kmほどの名古屋に遷都された。


そんな実は新しい都市、名古屋にできた商人町が四間道である。

堀川の水運を利用して商家は栄えた。


しかし、元禄の大火で多くの町屋が消失、尾張藩4代藩主の徳川吉通は、

延焼を避けるため、堀川沿いの道幅を4間(約7m)に拡張した。


…ということで四間道になったようです。





白い蔵や格子戸が美しい。





アーティストのアトリエなんかもあるみたい。
路地を当てもなく歩いていると小さなお店をいくつか発見。





築100年の古民家を改装したカフェドサラへ。


静かな地域の中で、ここはさらに静かな場所だ。

目新しい部分はないのだけれど、とてもゆったりしている。


中は意外と普通の喫茶店のような内装。

古民家リノベーション+純喫茶+白壁+大きな梁…


少々手持ち無沙汰な僕の横で、他のお客さんは

それぞれに自分の時間を過ごしている。


名古屋は喫茶店文化が発達しているから、

お客さんも日常に喫茶店があるのだろう。



隣の女性はコーヒーを飲みながら黙々と読書している。


僕も彼女といたのだけれど、本を読んだり考え事に耽ってみたり、

ほとんど会話がなかった、こういうの好きなんだよね。


それにしてもここのコーヒーはおいしい。





cafe de SaRaカフェドサラ


□住所 愛知県名古屋市西区那古野1-30-16

□TEL 052-561-5557