ルームシェアの最高峰 松陰コモンズ
アメリカ映画に登場する住宅でいいな、と思えるのは、
隣地と境界が明確でなく、その間に広い芝生があることである。
隣の芝生は青い、ということさえ感じることもなく、
心持ちも、そして実際の空間にもゆとりが感じられる。
高校生の頃、僕が西海岸のサンディエゴにホームステイしたときに見た
塀のない風景は、僕の中にひっそりと10年間、生き続けていたのであった。
そんな塀のない風景が世田谷にあったとは。
古い日本家屋に男女7人がルームシェアしている
松陰コモンズに、先日遊びに行った。
ここの隣地には欅ハウスという集合住宅があり、庭をシェアしている。
共有の庭や開放されているお座敷では、松陰コモンズや欅ハウスの
住民の方などが自然と集まってくるようだ。
例えば、七輪で秋刀魚を焼いていたら、次第にいろいろな人が集まって、
BBQに発展したり、楽しいハプニングが起こる場所らしい。
男女7人の部屋もそれぞれに個性があって面白いのだけれど、
僕がこの家を気に入ったところは、それぞれにプライバシーが
守られながらも、"松陰村"を思い思いにシェアできるところだ。
我が家も規模は小さいながらもこんな空間にしていきたい。
個人的にはこんな家の縁側で日常的に昼寝したい笑
■松陰コモンズ