昨日は、娘の高校の説明会でした。
帰りの電車で、松葉杖を持った車椅子の方が
電車を降りる準備を始めました。
私は、駅で駅員さんが
スロープを準備してまっているのだろうと
思って見ていましたが
駅についても、誰もドアのそばにはおらず
手助けしないといけないか？
と思っている最中に
車椅子を後ろ向きにして
後方からドアの手すりにつかまりながら
上手に電車を降りて行かれました。
そんな風景を見ていて
手助けは必要なものと
思い込んではいけないのかも
と感じました。
おとな世代の今思う事
整理収納コンサルタントの資格を取得したのは
現在の家に住んで数年後です。
だから
この家を建てる時には
収納はしっかり確保する
という事ばかりを考えていました。
幸い、一級建築士事務所に依頼し
設計してもらったため
収納を多くしても
居室が狭くなるような事にはならなかったので
それは救われた～と思っています。
娘が幼稚園の年中さんになったころ
少し自分自身にも余裕が出てきたときに
整理収納アドバイザーの存在を知り
興味を持ち
ユーキャンにてライセンスを取得しました。
それから
グッズを使っての片付けを勧めてきましたが
おとな世代になって
色々な経験をして
今、思うのは
片付けで目指すのは
グッズ選びに悩んだり
シンデレラフィットを目指したりする事
ではなく
大きな収納場所を持つ事でもない。
「収納はそんなに無くて良い」
「おうちは広くなくても良い」
という事です。
やはり収納場所があると
気が大きくなり
まだ、買っても大丈夫
という無意識の安心感を持っているせいか
やっぱりモノが増えていく。
逆に
しまう場所が無ければ
モノがあふれるのは一目瞭然なので
それがストッパーになって
モノを増やす前に
モノの量をコントロールできるのではないかな
と思うのです。
また、おうちが広いと
モノの置き場所が分散されることもありますし
なんといっても
お掃除する場所が増えることになり
おとな世代の貴重な時間とエネルギーを
そこに費やすことにもなります。
どうしても
広いのがいい！
と思ってしまいますが
以前、あるフランス料理のレストランの
シェフをされている方の
おうちのキッチンは
本当に狭いのですが
まな板は小さくするし
動くのにも無駄がないから
狭いのがいい
と言っていたのを聞いて
『へ〜』と思った事がありました。
小さければ小さい中で
動きやすくする工夫をすればいい
という事。
そのほうが、断然、効率よく
暮らすことが出来るんじゃないかな
と思いますし
あれどこ？と探さない量を持つように
気をつけるようにもなりますよね。
もっと広い方が
もっと使いやすければ
ともっともっとと
人は欲張ってしまいますが
実は不満があるくらいが
1番よいのかもしれません。
おとな世代は
余計な荷物を下ろして
身軽に日々の何気ないことを
楽しめる、そんな時間にできたらいい
そう思います。
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