中国GDP実質成長率7~9月期4.9%に減速 | 中島基浩公務員試験合格ブログ

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 講師の中島基浩です。

 

 中国の直近の経済成長率について、発表がありました。

 物価の変動の影響を除いた実質成長率が、前年同期比で4.9%でした。

 6期連続のプラス成長ですが、伸びは2期連続で減少しました。

 

 中国は新型コロナ感染拡大をいち早く抑え込み、2020年のGDPは世界主要国で唯一のプラス成長でした。

 その後、コロナ禍からの反動増もあり、今年は1~3月期に前年同期比で18.3%増、4~6月期に同7.9%増をそれぞれ記録していました。

 成長の勢いは落ちています。

 伸び率を前期比で見ると、1~3月期は0.2%増、4~6月期は1.2%増、今般の7~9月期は0.2%増と、横ばい傾向が続いています。

 

 公務員試験的には、中国が2020年で世界唯一のGDPプラス成長だったことを押さえておきましょう。

 他の国はコロナ禍で、プラス成長とはほど遠い中、共産党の強力な統制下、コロナを抑え込んで、プラス成長を実現しました。

 直近もプラス成長の動きが見えますが、一時の高度経済成長の勢いは見られないということも、知っておいて下さい。

 

 過去問は忘れたら、また解きましょう。

 また過去問は、何回解いても得られるものがあると思います。

 答えを覚えてしまったという受講生も多いのですが、答えを覚えるくらいで丁度いいです。

 それこそが、受験生の求められる姿です。

 目の前の1問、1肢をおろそかにしないようにしましょう。

 がんばって。