今回の立科旅行のメインイベントは、母や姉は何度か行っている上高地に、私を連れて行ってくれる事でした。
そして、きっと母の年齢を考えても、皆で行けるこれが最後のチャンスになるかもと姉は考えていたようで、今回の計画をたててくれたようです。
天気予報だと午後からは荒れ模様の予報
なので、上高地に早めに着けるように7時に朝ごはんを食べて8時にはホテルを出て、上高地に向けて出発しました。
マイカー規制があるので、乗り換え地点の駐車場からタクシーに乗り換えてたどり着いた上高地は、「竹下通りかと思う程の人・人また人」
勿論、上高地の自然は素晴らしく、山々や川の色豊かな姿と空には趣があり雅味を感じる他には無い優美さがありました。
若い頃、上高地の帝国ホテルに行けるチャンスがあったけど、結局行けなくて上高地の「静寂の贅沢さ」にずっと憧れていた私には人の多さに少しビックリしましたが、澄んだ川の水や澄んでいる水だから出せる彩色、自然を守る為の規制があるから出会える虫や花、そして吹き渡る爽やかな風の中で過ごせた時間は、上高地を守る為の人力や歴史を体感出来た良い思い出になりました。
世界中からツアーで訪れる方達も多くなり、何年後かには新しいホテルも出来るそうで、温故知新の一期一会の上高地に進化を続けてゆくのかな、、、
そして、お天気も崩れる事もなく、一瞬でしたが、山々をおおっていた雲が抜けて穂高岳の全貌が拝めたのは本当にラッキーでした
(ここまで綺麗に見える事は少ないそうです)
上高地には、車椅子の方もいらしていました。
歩道やバリアフリーが整備されているので、不自由を抱える人達にも優しい旅行地なんだと思います。
母は杖をつきながら、私はサンダルでゆっくり歩きながら「今年が三人で来られる最後のチャンスにかるかも」とホテルで呟いた姉の言葉を思い出し、連れて来てくれた姉に感謝して、上高地を後にしました。
余談ですが、長野に入ると某有名ミネラルウォーターが「南アルプスの天然水」から「北アルプスの天然水」になります。
最初は気が付かないで飲んで、「何だかいつもと違う味だわ」と思い、ボトルをよく見たら「北アルプスの天然水」でした。
水好きな私には嬉しい、水が豊かな日本の旅ならではの出会いでした
ホテルに帰り一息つくと、「明日には家に戻るのね~、寂しいわね」と3人共過ぎる時間の早さに来年は四泊五日かにしようと、鬼も呆れる話で盛り上がります。
11月には、小布施と安曇野での二泊三日の旅行を計画しているので、今回はゆっくり念願の北斎美術館を見てみたいと思っています。
次に続きます