「鎌倉殿サミット2022(源頼朝 死をめぐるミステリー)」感想 | リタイアライフのつぶやき

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65才でサラリーマン生活からリタイア。さて、これから何をしていこうか。ブログでつぶやきながら日常生活を報告。参考になれば幸いです。

1月2日、NHK・BS「鎌倉殿サミット2022(源頼朝  死をめぐるミステリー 日本史上の大転換点)」が放送されていました。

1月9日から始まる大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を更に面白くなるといううたい文句だったので早速見ました。

2時間の討論番組で長いため簡略して報告させていただきます。

(番組内容)

「通説では、「落馬」で急死したとされる源頼朝。しかし、鎌倉幕府の正史「吾妻鏡」では、頼朝の死の前後の記録が、なぜかすっぽり抜け落ちている。しかもその後、2代頼家、3代実朝も相次いで亡くなり、頼朝の血は、途絶えてしまう。頼朝の死のミステリーひもといていくと日本史の大きなターニングポイント鎌倉幕府の事実が見えてくる。鎌倉時代の背景を知れば、大河ドラマの楽しみ倍増間違いなし。」とあります。司会は、爆笑問題でした。

源頼朝は、建久10年(1192年)1月13日、51才で死去。

鎌倉幕府の正史「吾妻鏡」では、頼朝の死の前後の記録が、なぜかすっぽり抜け落ちている。

そこで、死の原因が、いろいろ取りざたされています。①落馬説②怨霊説③暗殺説があり、パネリストの議論の中、一番多かったのは、落馬した後病気(糖尿病?)で亡くなったという説でした。

続いて、源頼朝が作ろうとした「国」とは、権門体制論か東国国家論かという議論でした。

権門体制論とは、公家、寺社、武家の3つの権門を持ったものが天皇を支えるという説で朝廷から独立めざしたのが東国国家論です。

結論的には、頼朝は、天皇を守る武家のリーダーになろうとし、朝廷を滅ぼす気はなかったという事です。

頼朝の死後、嫡男(頼家)が2代目を継ぎます(放送には出てきていませんが嫁方の比企一族をひいきします)。次男の実朝には、北条時政の娘が乳母を務めました。

しかし、頼家は、政治を疎かにするとか将軍としての能力を疑問視するなどから、13人の合議制となります。

(大河ドラマの題名(鎌倉殿の13人)にもなります)

(13人の合議制)

北条家からは、二人です。13人が権力争いでどんどん脱落していき、最高権力者となったのが「北条義時」(大河ドラマ解説より)。

頼家が重病になったとき、北条時政は、跡継ぎを無断で決めました。東日本を頼家の長男一幡に、西日本を頼家の弟実朝が分割し統治する。

病が癒えた頼家は、北条時政の跡継ぎ案に激怒し、北条時政討伐を決意します。しかし、それに対し母親の北条政子が止めに入ります。

頼家を伊豆修善寺に幽閉します。

その間に、北条時政と義時は、頼家の長男一幡を焼死させてしまいます。

その後、頼家は亡くなります(北条氏により殺害か?)。

頼家のあとは、弟の実朝が第三代将軍になります。

1219年1月、実朝が右大臣になったお祝いに、鶴岡八幡宮参拝時、頼家の息子(公卿)に殺害されてしまう。

ここに源氏の支配は、3代で終わり、北条氏の支配に変わる。

北条義時は、執権となり、鎌倉幕府の実質的な指導者となる。

ここで吾妻鏡の空白の3年間に関し、頼朝が朝廷寄り過ぎたため削除された(創価大学坂井教授)の説等がありましたが興味を持ったのは、帝京大学佐伯智弘准教授より「頼家の跡継ぎ隠蔽のため」の説でした。

一幡が生まれたのは、頼朝が亡くなる一年前。

頼朝は、頼家の次の後継者は、一幡と宣言したのではないか。吾妻鏡の成立は、1300年頃で頼朝死後100年後で北条氏の命により編纂されたと言われています。

従って、実朝が跡取りとして出てくると北条氏には、都合がわるい事になるからです。

なるほどと思いました。

1219年、天皇の住まいである内裏の大部分が焼失する事が起こり後鳥羽上皇は、全国に増税を求めるが、鎌倉幕府を協力をを拒否する。すると上皇は、北条義時追討の命令をだす。(この説は、あまり一般的でないと思いました。)

ここに、かの有名な北条政子の演説により御家人10,000人、上皇側1700人で対決するという

承久の乱が発生します。

幕府側の圧倒的勝利で終わってしまいます。

承久の乱とは、武士が朝廷に勝利するという歴史上唯一の戦いであり、頼朝がレールをひいた武士中心の世を決定づける転換点になった戦いと言えそうです。

2時間という長い討論会でしたが、13人の合議制とは、何のことかよく解らなかったのですが、ある程度わかったような気がしました。

このブログも自分が録画して何回も聞いてまとめたつもりですが、解釈が間違っていたり、内容に不備な点があると思いますのでご容赦願います。

 

最後までご覧になりありがとうございます。

 

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