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不倫恋愛コーチング♡紗川恵子

 

 

 

 

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こちらのつづき

 

 

 

朝から

府立に電話の予約を入れ

 

 

急遽の予約なので

11:00までに来てくださいとのこと

担当医にも診てもらうことは

できないと言われたけれど

 

とにかく

診てもらうことにした

 

 

母は

府立に行くつもりは全くない

 

 

元々の予約はちょうど1週間後

 

 

前日までは

その日まで

様子をみようと思っていて

 

 

母とも来週

病院やなぁとも話していた

 

 

朝早くに

実家に行き

母を説得する

 

母は

昨日 妹が来てて

しんどいから行かない

今日はゆっくりしていたいと

何度も行ったけれど

妹からもLINE電話で説得してもらい

やっと府立に行くと言ってくれた

 

 

その時は会話もでき

ヘルパーさんもいつも通り

来てくださってて

 

まさか

そのまま入院になるとは

夢にも思わなかった

 

ヘルパーさんには事情を説明して

帰ってもらい

 

その日のお薬を持って

府立へ

 

 

女医さんに診てもらう

 

 

「〇〇先生に(担当医)

診てもらうことはできませんか?」

 

もう一度頼んでみる

 

忙しいのだろう

今日は来られてるけれど

診ることはできないと断られる

 

 

血液検査とCT検査

 

 

大きな広い病院を上から下へと

ウロウロ

 

 

かなりの疲労のはずなのに

「車椅子に乗る?」って促しても

「大丈夫 歩ける」って

最後まで

頑張る人だった

 

 

それでも最後の方は

いすに腰掛けて

待っている時も

私の背中に持たれてぐったりした様子

 

 

病室に呼ばれると

すぐに点滴

 

 

脱水状態とのこと

 

点滴すれば

栄養が入って

少しは元気になって

その時もまだ

一緒に帰宅できるとばかり思っていた

 

 

点滴を受けている母に

「この点滴、

何時ごろ終わるんかなぁ」って

話してしばらくしたら

神妙な面持ちで担当医である

〇〇先生が

入ってこられて

 

 

母に語りかけるように

 

「〇〇さん。

〇〇さんにとって今日は

辛いお話をしなければなりません

(間を置いて)

20年近くの間

4回にわたる手術を

本当に頑張って乗り越えてこられた

のですがCT検査の結果

新しい癌が見つかって

癌がかなりのスピードで

広がってきています

 

ご高齢ということもあって

もう手術もできません」

 

 

母は

どう受け止めたのだろう

 

 

泣くこともなく

理解したくなかったのだろうか

一点を見つめてると言う感じだった

 

 

先生の言葉を横で聞いていた

私は

涙が溢れて止まらない

 

 

あんなに頑張ってきたのに

 

2月の手術を最後に

元気になると思っていたのに

 

 

あまりの癌の広がりの早さに驚く

 

 

先生も予想してなかった

ようなスピードの早さだったみたい

 

 

その後は

母は車椅子で

病棟へ

 

私はひとりで

先生から

今後のこと

 

 

余命2ヶ月

治療はできない

緩和ケア病棟に移る手続き

そして

急変の恐れがあるため

その時は

延命措置として

心臓マッサージや気管切開など

どのようにするかを

家族で話し合っておいて欲しいと

言われる

 

バタバタと

あれよあれよと言う間に

慌ただしく時間が流れていった

 

 

ある程度の手続きを終え

母が病室に入っていくのを見送り

 

 

帰宅の車の中で

号泣した

 

 

本当は隣に座ってるはずなのに

毎回

隣で愚痴や文句を話していた母が

もう助手席に座ることはない

 

 

その日

何も知らない彼は

今度の旅行に行くための

ランチや観光地のURLを

送ってくれてた

 

 

彼との旅行は6日後

今の時点で旅行を

キャンセルすると

全額支払いになってしまう

 

 

まさかのまさか

旅行をどうするか迷う

 

 

苦渋の決断をする

 

 

 

こちらにつづく

 

 

 

 

 

 

つづく