路地裏の高級赤ちょうちん。～幻のやきとん 焼酎Bar 路地～

副都心線の新宿三丁目駅ができてから、あのＪＲの雑踏を抜けなくてすむようになって、
ちょっとだけ新宿がやさしくなって抵抗がなくなった。
その新宿三丁目駅下車、伊勢丹の裏の路地にひっそりと、でもずっしりとその名も「路地」はあった。

私の眼が弱くなったのか、それとも最近は苦手になったのか、
入った途端に足元の段差が見えないほどの暗さに一歩踏み出すのをためらう。

やがて眼が慣れて、店内を見渡すとジグザグにしつられられたカウンターが連なり、
その先に半ドーム型の焼き場が用意され、濛々と上がる煙を閉じ込めながら串にささった肉たちが
グリルの上で身もだえしている。

その悶えた肉を味わうべく、カウンターの住人になった。

飲む前にと、青菜ジュースをお猪口に一杯どうぞと用意されグビっとあおったら宴が始まった。

やきとんが焼きあがるまでの肴は、お通しのきのこのマリネ、マグレ鴨のサラダとさつまあげ・・・、
ではなく、つけあげで杯を重ねる。

いよいよ運ばれてきたやきとんたち。
バラ焼き三種盛り、塩・ねぎ塩・スモークを食す。
ホルモン五種盛り、かしら・しろ・がつ・はつ・てっぽーを食す。
そうそうつくねも塩とたれでころんと食した。

ひとしきり串焼きを食し、そろそろわき道へ入って路地の路地を味わう。
穴子の白焼き、揚げ出し豆腐、そしてトンポーロー。

さ、〆て今宵はお開きに。


【串焼き、焼酎、炭火焼き路地 （ろじ）】
http://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13000858/
TEL：03-3352-0080
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