花瓶、意外に気に入るのがない。
どれもこれも花瓶の主張がありすぎる感じがする。
器を主役にする生け方もあるけれど、それは器の魅力を引き出して、という作業。
それより、花瓶とお花がお互いを魅せる生け方を目指したいと思う。
その花を生けられた花瓶が喜ぶ、その花瓶に生けられた花が喜ぶ、そんな風に。

黒龍のボトルにピンポンを。
好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる-ピンポン

黒龍のボトルは、作り手が空き瓶を花瓶に酒器に使って欲しいというコンセプトのもと作られている。
だから、ラベルも極端に少なく剥がしやすくできている冷酒の瓶と、
熱燗のお酒は、そのままお燗が出来るようにラベルはペンダントだ。
小さくて細い瓶は、お揃いで数を整列させると面白い表情を見せる。
お水を変える時に、花の高さが変わる。
最後は、ボトルの口にピンポンの花だけが乗っかっている生け方になるはずだ。
そこまでに行き着く表情が楽しみだ。

イタリアワインのボトルにセンニチコウ(千日紅)を。
好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる-苺みたいな花

まるで苺のようなころんとした赤い花が、可愛くて人目惚れをした。
それを、この変わったボトルに。
そして、このワインの銘柄は、もう覚えていない。

でも、生けた本人が、この花を見てニコニコしている。
つまり、喜んでいる。
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