好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる-テーブルフラワー好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる-グラシャン

地方からFAの仲間が上京すると聞いて、急遽4人で集まったわ。
日頃、SNAで近況報告をして仲良くしているけれど、こうやって集まるのは初めて。
お店はお花のアーチで迎えてくれる、バラが咲き誇るエントランスを抜けて店内へ入ると、
真っ赤な店内、天井の低さも手伝って、ちょっと咽せるわ。

好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる-小さな一皿
本日の小さな一皿。
エスカルゴがコロンと入った一皿。
ソースにパンを浸しながらいただくの。
でも…ちょっと飽きてしまうわ。
完食できるかしらと、思いつつ手を付けずにいたら、ギャルソンがスッと下げようとするの。
「待って!まだよ。」
ここから、嫌な予感が始まったの。

好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる-若鶏の前菜好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる-鯛のポワレ
(左)ミモザ風繊細な若鶏胸肉のマリネ サラダ添え /(右)鮮魚のポアレ 夏野菜の冷製ラタトゥイユ バルサミコ酢のソース

前菜は、ミモザ風繊細な若鶏胸肉のマリネ サラダ添え。
サラダは添えられていなくて、ルッコラがたっり乗っているの。
それを口に運びながら、私たちは上京の理由を事情聴取よ。
彼女はあるコンテストに推薦されて出場していたわ。
今回その書類審査に取って、2次の面接のために上京したの。
2次審査が始まっていることは周知の沙汰の私たちも、
彼女のコンテストは知らなかったから身近にいた出場者に、感嘆してドキドキだったの。
そして、今日2次審査も通ったとお知らせが。
凄いわ!頑張って!
そんな風に語りに熱くなって、グラスに2杯目のシャンパンがつがれる頃、
ギャルソンが私たちに話しかけてきたわ。
「暑いですか?空調って難しいんですよ。特に夏は、男性はジャケットなので、
 暑いといいますが、女性は夏らしい格好ですので、気を使います。」
この問いと語りに、私たちは全員キョトンとなったの。
あまりにもこのギャルソンの品が良くなくて、というのがその理由よ。
思わず一人が「あの方清潔感がなくて、嫌だわ。」とポロリ。
メインは鮮魚のポアレ 夏野菜の冷製ラタトゥイユ バルサミコ酢のソース。
とても味の印象が薄いわ。
そういえば、なんとなくバゲッドにバターを塗り、口に運んだ途端、
この店のバターの美味しさにビックリしたの。
このバターがお料理にもっと使われていたらよかったのに、そんな感想をもったわ。

メインの皿が下げられ、一人のバゲッドが取り残されたまま話が盛り上がっていたの。
それでも、喋り終わると少しだけれど口に運んでいたわ。
そこへ若いギャルソンが表れて、テーブルクロスのパン粉を取りにきたの、やはり無言で。
私だけかもしれないけれど、一言ゲストに断って欲しいと思うのよ。
それは、まだ一人のバゲッドが残っているのだから。
ゴロンとギャルソンの持つトレイに転がるバゲット。
私は彼女に「もういいの?」と聞いたわ。
一瞬迷った彼女だけれど、バゲッドは無情にもトレイの上。
しかたないわという空気が流れたわ。

好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる-無花果ケーキ好きな人と好きなモノを好きな時に好きなだけ食べる-ピスタチオケーキ
(左)いちじくのケーキ / (右)ピスタチオのムース
デザートは、ワゴンから選べる2品。
それぞれが好みのデザートを選び、お茶を用意してもらって待ったわ。
自分の選んだデザートのお皿が運ばれ、一口いただいた途端、私は、機械になったわ。
ギャンルソンと上手く行かないことも影響して、お料理を味わうというより、済ませるという感覚だわ。
おしゃべりは、至福の楽しさなのに、お店が伴わないことにじりじりしたわ。

そんなランチのお料理はがっかりね。

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