いつもありがとうございます。アドバンス・ロルファーのユキです。






「足で地面を蹴る力でジャンプする」

「足が床を押すから、上に伸びれる」



という言葉を見たり聞いたりすることが

度々ありました。



確かにそうだとは思うんだけど、


でも、

やろうにも、如何にもこうにもできない人っているんです!!



そして、それは指導者側の選択する言葉のミス。

生徒側ではありません。

真面目な生徒さんはそんな時、自分をどんどん追い込みがちだけど、追い込まなくて良い!!



植物が地に根を張り、

そこから水を吸収しながら太陽へと育っていくように伸びていく。



このイメージは身体もそうなんです。

私も使ったりする。



けれど、いくつかのケースで、そうならないことがあります。


“意識して床を蹴ってるのにうまくいかない”

“足で地面を押してるのにうまくいかない”

“そもそも足で地面押すって感覚がわからない”


そんな人は要チェック!



 ①足の力が背骨をうまく通過していかない


植物でも茎がけっこう折れ曲がってしまっている時、

根は地面に張っていても

折れ曲がった箇所から先へと水がいかないことってありますよね。


人間も同じ。


例えば、すごい猫背とか、すごい反り腰とか、

頭、肋骨、骨盤、足が良いバランスでいてくれてない時、

足で地面を押したところで

力はうまく上には抜けません。

物理的にかなり難しい。


なのに、「足で地面を押して、頭は上に引き上げる」なんていう指示でも出そうものなら

全身、緊張へまっしぐらです。



このタイプの場合、

まず、身体のバランスを調整することが先。

コンディショニング系トレーニングかもしれないし、

すでにピラティスなどでコンディショニングしてるけど改善しない場合は、

重力下での姿勢と動きの筋膜バランスを調整していくロルフィングがおすすめ🙋‍♀️

(ここから検索🉑→日本ロルフィング協会



 ②力づくで地面を押し過ぎ


“押す”という動作にもいろいろありますが、

あまりに指導者に押せ押せ言われて

力が入り過ぎる人も。

これでは地面にめり込むばかりで、

上への力は生まれてきません。


植物が地面に根を張る時も

ぎゅーーーっと力づくで根を張る感じなくないですか?

地面の中の土の分子をきっと感じつつ、

伸びて行ける方向へと“伸びていく”んです。


押すぞー、という意識より

伸びていくイメージがおすすめ!

地面がちょっとモチモチした素材で出来てると思ってみるといけるかな。



 ③そもそも足で地面を押す感覚がわからない


日本は昔から丹田という言葉があるからか

下半身に意識を向けるトレーニングも多いし、

(腰を落とすとか)

誰しもが足の意識ができると思いがちですが、


足の意識が感覚的に苦手な人もいます!

いや、苦手というか、

頭でわかってても感覚的に理解不能レベルに近い



そういう人はグラウンディングの感覚もいまいちわからないし、

足の使い方も苦手で

足まわりの怪我が多かったりもします。



これは、ロルフィング®︎でいう

重力下での空間認識のタイプの問題で

指導者自身がその認識をしていないと、

永遠に(っていうのは大袈裟だけど)伝わる日はやってきません。



このタイプがやっかいなのは、

本人が自分がそういうタイプだと自覚をしていないことが多い

ということです。



誰しもが、周りも自分と同じように感じてる、と思いがち。



だから、

足の感覚が得意な指導者は、

足で地面を押すんだよ、と指示出しするし、

できるものだと思っている。



足の感覚が苦手な生徒は、

みんなはその指示がわかってできてるんだから

できないのは自分の理解力や体現力の問題なのではないか、自分が悪いのではないかと思っていて、

「グラウンディングがわからない」

とは指導者に言えなかったりする。



けど、そういうタイプは実際にいます!!

理解力や体現力の問題ではありません!!

その人にあった言語で表現してもらえればいいだけ。



策はいろいろあるんだけど、

ひとまず、②で最後に伝えたように

脚が地面に長ーく伸びーるイメージから始めてみるのがいいかもしれません。

足じゃなくて、脚ですよー!




指導者自身が簡単にやってできることって

指導者自身が意識的に学ばない限り

説明がうまく出来なかったりするんですよねぇ。



私自身も、そういう動きを減らしていけるように学びの日々。



昔々、高校生になり

初めてクラシックバレエのクラスに参加し始めた頃

先生に「どうしたら脚が高く上げれますか?」

と聞いて

「サッと上げたら上がるじゃない??」

と言われた時の、

「なるほど、できる人はそれでできるんだな苦笑」

という学びを忘れることはありません。笑




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