こんにちは★アドバンス ロルファーユキです♡



さきほど紹介した、「フラッシュバックメモリーズ 3D」

一緒に行ったロルファー仲間が
うまくまとめてくれていたのでご紹介~

http://blog.rolfing.namaste.jp/?eid=84

ここの中で、“先輩ロルファーが”と紹介してくれているのが私です。
3Dメガネのことも出てきますよう。


そして、友達もブログの中で紹介してくれていた、
GOMAさんの記事。

生きるために走る (オフビートランナーズ#02)

記憶を失った音楽家GOMAが、「未来」を信じるまで(インタビュー)



映画の中で、私の心をぐさっとしたのは、

会話は小さい記憶の積み重ねがあって成り立つんです

…という言葉。


記憶がなくなっていくGOMAさん。
会話をしようと思っても、
前にどんな話をしたのか、どういう人だったのか、
そういうことがわからなくなったりするため
上のような言葉が出たわけですね。



ちょうど映画を観たこの日。
動きの指導者対象のロルフィング セミナーをお昼間に開催していて、

その中で

いかに、今この瞬間の感覚を感じることが身体の求める自由な動き(=コア・コーディネーションが自然に働く状態)につながるか

…ということを、
すんごーーーーーーくやったばっかりだったのです。



GOMAさんは、
常にフレッシュな感覚を感じているけれど
それが記憶に残りにくい。

…なんだか、いろいろ考えさせられました。



だからなのか、
事故後のGOMAさんの演奏している様子は
身体が音の通り道になっているような
媒体になっているような
そんな感じがありました。

なんといっても常にコア・コーディネーションですからね。
とっても本能的な動きの状態。


記憶が自然に残っていく人たちにとっては
フレッシュな感覚=今感じている感覚 を
認識することがとっても大切になります。


なぜかと言えば、
今感じていることが10秒後には過去になっているから。
そもそも、
今感じていることにさえ気付けないことも多いから。


けど、その大切さは、
身体をより自由に動かすための大切さなだけで

決して、記憶に残ることがいけないわけではありません。


記憶は、時に私たちの身体の自由な使い方を邪魔します。
記憶が悪いわけではないけれど、
記憶にしばられ、今この瞬間の感覚を感じていないと
身体の動きはがんじがらめになっていってしまうからです。


感覚の積み重ねが記憶になっていく。
だからこそ、今をしっかり感じていきたい。



今日、指導者セミナーの2回目のクラスがありました。

その中でも、

過去、現在、未来のつながり と身体の関係を皆さんで話しましたが

過去は今の私たちを作っていて、
そこを土台に今現在のフレッシュな感覚が加わり
未来の私たちを作っていきます。



記憶、習慣。
それらがあるから、
私たちには思い出を語り、人と話していくことができます。
自転車にのったり、電車にのったり
料理を作ったり、いろんなことができます。


すごくすごく大切です。


ただ、それがあまりにルーティーン化してしまうと
身体が覚えているから
今を感じなくても、その行為ができるようになり
ひょっとしたら、すごく違うことを感じているかもしれないのに
同じことをし続けてしまう。
ひょっとしたら、どこかが痛いかもしれないのに
同じことをし続けてしまう。


その結果、痛みが生まれてしまうことが多かったりするわけです。


身体の記憶今の感覚
これのバランスが欲しいものですね。


書いてて、身体の記憶について思い出したこともあるので
またこれについては書こうと思います。