我ながら、自分の体を顧みない、よくない企画だと思っています。

でも、まさかこんなにあっさり4種類揃うと思わなかったんだよ…。
北海道名物・ガラナの飲み比べを行います。
「ガラナ」とは何か。
正確にはガラナドリンク、と呼ぶべきでしょうか。
ガラナという植物の実からとれたエキスをベースに、炭酸飲料に仕立てたドリンクです。
北海道でよく飲まれているため、北海道名物のようになっています。
(実は他県でも製造・販売されてはいます。)
実はガラナエキス、コーラの味と色のベースとなっています。なので「ガラナ」そのものは知らずとも、自然に飲んでいる方が多いのです。
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さて。
今回入手した4本は、ガラナドリンクの中でも定番の、札幌市内で手に入りやすいものを選びました。これ以上ガチで集めるとキリがないです!
No.1【コアップ・ガラナ】
中小の飲料メーカーによる統一商標「コアップ・ガラナ」のガラナドリンク。
七飯町の「小原」で生産されていることもあり、函館出身の私にとっては最も慣れ親しんだ味です。小原はいろいろなガラナを展開しているのですが、今回は基本のこれのみを対象とします。
ボトルの外側からみると、キリンやセコマより色が明るいですね。
No.2【キリンガラナ】
私が初めて飲んだのは高校生の時。こちらも何度も飲んだことのある味です。
確か炭酸が強いはずなんだ。
小さめのスクイーズ缶でも販売されています。飲み比べのカロリー的にはそちらの方が助かるけど、先に買っちゃったものは仕方がない…。
No.3【Ribbon ガラナスカッシュ】
道産子の心を掴んで離さない、「リボン」の名を冠しているガラナドリンク。
正直リボンブランドなら「リボンナポリン」が至高なので、観光客の方にはこちらを飲んで欲しさはありますけれど…。
今回は唯一、缶で入手したので、この時点では色の比較ができませんね。
これは初めて飲むので、ドキドキです。
No.4【セコマ ガラナ】
セイコーマートのプライベートブランドによるガラナです。
セイコーマートのPBドリンクは、メジャーブランドより良いものもあります。さて、これはどうなんでしょうか。
こちらも初めて飲みます。
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では、試飲を開始します。
・コアップ・ガラナ
あまりに自分に慣れ親しんでいるので、今回の基準として最初に飲みます。
色は薄く見えますが、薄味ではありません(リボンもね)。
すっきりした甘みときめ細やかな炭酸。
口の中に風味が長く残ります。
・キリンガラナ
ちょっとケミカルな香りがします。
カップだと香りが悪目立ちするので、ペットボトルからの直飲みの方が良いです。
ガツンとくる強炭酸で、後味がすっきりしています。焼肉とかに向くかもしれません。
・Ribbonガラナスカッシュ
リボンナガラナ。
思ってたんと違う(笑)。
けど、道産子の私にとって何故かとっても懐かしい美味しさがあります。珍しいサイダーくらいの感覚で飲めます。
炭酸は弱く、かつ今回唯一の缶なので、残った分の炭酸抜けを防ぐ力がなくて、残念でした。
・セコマ ガラナ
はっきりいいます。無理です。
前3つの中で近いのはキリンかと思いますが、飲む前からあまり嗅いでいられない香り。
味もケミカルな何か…。
味もキリンの劣化コピー。最初に感じられる風味だけならコアップっぽいのですが、直後に来る何かがきつい…。
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原材料名を確認したところ、ケミカルな2品はカフェインを添加しています。
原因はこれか。
ガラナそのものにカフェイン入ってるんだから、無闇に入れなくてもいいだろうに。
私はガラナドリンクはジュース系だと思っているので、やはりコアップ・ガラナを推します。
逆に、甘ったるいのが嫌な人はキリンが一番になるでしょう。
この残りを菓子パンを食べた時に飲んだら、めちゃくちゃ合いました。油脂との組み合わせで飲むと最高なのだと思います。
今回4メーカーの飲み比べとなりましたが、やはり小原とキリンが2強、だと思いました。
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…というわけで、以上で飲み比べを終わります。
びっくりするほど、全く違う味が揃いました。
もし特定のガラナドリンクが「美味しくなかった」という感想でも、他のものを飲むと美味しく感じられるかもしれません。