3月9日 記念日 その5 | スズメの北摂三島情報局

スズメの北摂三島情報局

2011/08/02 リニューアル
2019/07/14 アメブロ移動
柴犬ハルがお伝えします

雑穀の日。 
日本古来からの主食の原点とも言える雑穀の素晴らしさについて、より多くの人に知ってもらおうと、東京都中央区日本橋兜町に事務局を置く、雑穀の生産・加工・流通関係者、研究者等で構成する業界団体、一般社団法人日本雑穀協会が制定。日付は、3月9日の「3」と「9」で、「雑穀(ざっ[3]こく[9])」と読む語呂合わせから。この日を中心に、雑穀料理のコンテスト、会員企業による店頭PR、雑穀産地でのイベント等を行なっている。雑穀とは、主穀ではない穀類の総称で、生物学的分類ではなく、農学的分類である。主穀は基本的に米を指すが、麦を含めることも多いとされ、一般に、米・小麦・大麦を除く穀類、及び擬似穀類を雑穀とするが、一方で、雑穀に豆類を含めるかどうかについて分かれる等、曖昧さを持つ概念である。雑穀は、世界中の乾燥地、及び半乾燥地における主要な食物資源である。日本では、かつて重要な主食穀物であったが、昭和期に米が増産されると共に、消費と栽培が廃れた。現代の日本では、家畜、家禽、ペット(ハムスター、小鳥等)の餌等、飼料用としての利用が多いが、最近になって、優れた栄養価があること、また、食物繊維も豊富なことから、健康食品として見直されつつあり、五穀米や十穀米等、食用として利用され、増加しつつある、米や小麦に対する食物アレルギー(原因食物を摂取した後に免疫学的機序を介して起こる、生体にとって不利益な症状、皮膚、粘膜、消化器、呼吸器、アナフィラキシー反応[急性の全身性かつ重度なアレルギー反応]等)の患者のための主食穀物としての需要も期待されている。雑穀のたんぱく質含有は、小麦と非常に似ている他、雑穀にはビタミンB群、特に、ナイアシン(ビタミンB3)、ビタミンB17、ビタミンB6や、葉酸(ビタミンM)、カルシウム、鉄分、カリウム、マグネシウム、亜鉛が豊富である。雑穀は、需要の伸びに対する生産量の少なさから、通常の米よりも割高傾向で取引されている。
さくさくぱんだの日。
岡山市北区御津野々口に本社を置く菓子メーカー、カバヤ食品株式会社が2017(平成29)年に制定。自社の人気商品で、パンダの顔の形をしたチョコビスケット「さくさくぱんだ」のおいしさ、かわいらしさを、さらに多くの人に知ってもらうことが目的。日付は、3月9日の「3」と「9」で、「さ(3)く(9)さ((3)く(9)ぱんだ」の語呂合わせと、3月9日は、「ありがとう」という言葉に託して、感謝を伝え合う日、「3.9デイ(ありがとうを届ける日)」であることから、「さくさくぱんだ」を贈ることで「ありがとう(サンキュー)」を伝える日に、との思いから。カバヤ食品株式会社は、1946(昭和21)年の創業で、第二次世界大戦終戦間もない頃、岡山駅前の喫茶店の店舗裏で、菓子製造を始めたのが会社の起源という。当時、水飴の製造メーカーであった林原(岡山市に本社を置く、食品原料・医薬品原料・化学原料製品や試薬を研究・製造・販売するバイオメーカー)が、水飴の需要が落込む2月と8月の閑散期を埋めるため、自社でキャラメルの生産を始めたことが設立のきっかけである。社名の「カバヤ」の由来は、戦後間もない頃創業されたことから、平和を愛し、おとなしい動物である、というイメージを持つカバから採った。因みに、実際のカバ、特に、野生の個体は非常に獰猛であるが、敢えてイメージキャラにしている。「さくさくぱんだ」は、カバヤ食品株式会社が創業50周年を迎えた1996(平成8)年に製造が開始され、2017(平成29)年9月19日には、お洒落や可愛いものに意識が高い女子高生に向けて大幅リニューアルされ、商品名「さくさくぱんだ Sakupan」として新登場した。香ばしさとコクのあるサクサク食感のビスケットと、まろやかなミルクチョコ、カカオ感のあるセミビターチョコを組合わせたチョコビスケットで、そのパンダの顔の種類は全部で70種類ある。 
ミックスジュースの日。
大阪市中央区瓦町に所在し、大阪市中央区等でコーヒーストアの経営等を手掛ける企業、おおきにコーヒー株式会社が2017(平成29)年に制定。自社のメニューにもある大阪のエナジードリンク「ミックスジュース」を世界に広め、みんなで笑顔になろうという、「おおきに!ミックスジュースプロジェクト」を推進することが目的。日付は、3月9日の「3」と「9」で、「ミッ(3)ク(9)ス」の語呂合わせから。また、「おおきに = ありがとう = thank you = 39」にも掛かっている。おおきにコーヒー株式会社は、「おおきに」を、9月2日の「9」と「2」から「0092」と見立て、「お(0)お(0)き(9)に(2)」と読む語呂合わせから、9月2日を「おおきにの日」として、2013(平成25)年から「おおきにプロジェクト」をスタートし、参加企業と「おおきに感謝祭」等のイベントを開催している。ミックスジュースは、複数種の果汁、及び牛乳を混ぜ合わせた飲料、又は、複数種の果汁を混ぜ合わせた飲料である。近畿地方では、牛乳とさまざまな果物をミキサーで攪拌した飲み物を指すことが多い。この場合は、モモやみかん、バナナ、パイナップル、りんご等の果物と牛乳を、ミキサーに入れて混ぜ合わせて作られる。一方、近畿地方以外では、複数種の果物の果汁を混合したものをミックスジュースと呼ぶことが多い。近畿地方のミックスジュースは、大阪市浪速区恵美須東に位置する繁華街、新世界の「南陽通商店街」(通称はジャンジャン横丁)にある1948(昭和23)年創業の果物店が発祥とされる。この店は、1960(昭和35)年に喫茶店に業態を変えて「千成屋珈琲店」となり、フルーツジュース発祥の店として知られるようになった。しかし、店主の体調不良のため、2015(平成27)年末から休業し、2016(平成28)年9月に閉店した。ミックスジュースは、1970年代にジューサー・ミキサーの家庭普及により、日本全国に広まった。その後、清涼飲料水の市場普及により廃れていくものの、2000年代でも近畿地方を中心に残っており、愛飲されている。特に、大阪の喫茶店では定番メニューであり、また、主要鉄道駅構内にジューススタンドがあり、定番のミックスジュースを始め、工夫を凝らした数種類のミックスジュースが販売されている。缶・びん・紙パック等に封入して販売される飲料に関しては、「農林物資の規格化等に関する法律(JAS法、昭和25年5月11日法律第175号)」に基づいて国が定めた、果実飲料の品質表示に関する基準、果実飲料品質表示基準により、果汁100%のもの以外は「ジュース」という名称が使用できない。このため、牛乳が入ったものを容器に封入して販売する場合には、コーヒー牛乳等と同様に、ミックスジュースを名乗ることができない。一般名称として認識されているため、大阪市東住吉区中野に本社を置く清涼飲料水・アルコール飲料メーカー、日本サンガリアベバレッジカンパニーが2001(平成13)年に、缶入りの「みっくちゅじゅーちゅ」と称する清涼飲料水を商標登録して発売しているが、ミックスジュースを名乗っていないのは、この基準があるためである。一方、喫茶店等で提供される飲料は、この基準の適用を受けないため、牛乳を含む場合にも、ミックスジュースという名称を使用することができる。「みっくちゅじゅーちゅ」は、大阪にあるテレビ局、朝日放送(現在は朝日放送テレビ)で放送されていた、深夜枠のバラエティ番組『ごきげん!ブランニュ』との共同企画で、日本食糧新聞社(食品に関する業界の専門紙)主催の「優秀ヒット賞」を獲得している。