ゲルマニウムの夜 | あきすとぜねこ☆映画とか食べ物とか日常とか☆









製作:2005

監督:大森立嗣

原作:花村萬月

出演:新井浩文、石橋蓮司、佐藤慶、広田レオナ、早良めぐみ、木村啓太、

   大森南朋、津和孝行、大楽源太、山本政志、三浦哲郁、麿赤兒、











ストーリーというかサワリ>

教会の教護院育ちの朧(新井浩文)は、社会に出たがある理由で教護院に戻ってくる。



タイトルに惹かれたのと新井浩文の初主演ってことでWOWOWで見ました。

教会の教護院が舞台なのに、登場人物たちは背徳的。

特に院長の小宮(石橋蓮司)など子供たちに性的虐待を強要している。

隊長(大楽源太)の性癖は生理的に気持ち悪すぎる。

「俺のゲロに手を出すな!」セリフには笑ってしまいましたけど。

ここで育てられた朧(新井浩文)は、囚われながらも苛立っている。

朧が敬愛する戸川神父(佐藤慶)に懺悔部屋で自らの罪を告白するのだが

神を嘲笑し、神の無力さ、存在自体を否定する。

そして神に許され続ける罪深い教護院に、自らが(神に変わって?)

罰を与えるかのように冒涜の限りを尽くしていく。

この映画が言いたいことは神の存在否定?

何が言いたいのかちょっと分かりずらかったですが、インパクトのある映画でした。

監督の大森立嗣さんは大森南朋さんのお兄さんだそうで、2人の父親が麿赤兒さん。

親子競演映画だったんですね~。

大森立嗣監督は、これが監督一作目とは思えないくらい出来上がってる感じがしました。