先日の記事の続きです。
ドラマやアニメの登場人物に感情移入しすぎてしまい、ネガティブな感情を引きずってしまうことについて、先日書きました。
感受性が高い人に多く、受信力や共感力が高く他者の気持ちに敏感なエンパス体質やHSPの人にも多い傾向のようです。
先日の記事で、ドラマやアニメなど創作物はあくまで誰かが作った演出であり、感じる感情は誘導された感情だと書きました。
そして、感受性の高さや、エンパス体質も関係あるでしょうが、過度に感情移入しすぎない練習が足りてないことも原因かなと感じます。
ドラマやアニメに感情移入しすぎない人は鈍感だからとは限らない
創作物に過度に感情移入しすぎて、ネガティブな感情を引きずってしまい、困っている人も少なくないようです。
感受性や共感力が高いこと自体は長所です。
創作物そして人生も感動が多くなり、楽しむこともできます。
ですが過度に感情移入しすぎてネガティブな方に感情移入しすぎると、引きずって鬱になり、生活に支障を及ぼしかねない場合もあります。
それが嫌で、創作物を楽しめなかったり観賞できなくなることもあるようです。
また、感受性や共感力が高い人は感性が高いので、想像力が高い人も多いかもしれません。
想像できてしまうので、余計に感情移入して引きずってしまうのもありそうです。
私もこのタイプだったのでわかります。
物語や登場人物に感情移入しやすく、細かく想像できてしまうので、引きずってしまいがちでした。
登場人物が不遇な目にあい傷ついたり悲しむと、自分も同じように傷ついたり悲しんでしまい、辛くなってました。
だから辛い気持ちはわかります。
今も感情移入はしますし想像できますが、昔のように引きずらずだいぶ切り替えられるようになりました。
感情移入しすぎないで楽しめる人たちを分析して気付いたことですが。
先天的な要素もあるでしょうが、後天的要素も大きいということです。
比較的鈍感で、共感力が高くないという人もいるでしょう。
ですが、敏感なエンパス体質系の人でも感情移入しすぎないで創作物を楽しめる人たちもいます。
つまり先天的な要素だけではないということです。
何が違うかというと。
感情移入しすぎない練習をしてきていることです。
無意識かもしれませんが、適度にスルーする練習を普段からしてきていて、創作物を観賞するときも、感情移入はするけど過度にしすぎないわけです。
誤解しないでいただきたいのは、感情移入が悪いわけではないです。
もし全く感情移入できないと創作物は楽しめなくなります。
感情移入することも創作物を楽しむには必要です。
ただ、自分の生活に支障を及ぼすほど過度にしすぎないことが大事です。
同情しすぎてしまい、自分まで同じように傷ついたり悲しんでしまうと辛くなります。
感情移入してもいいですが(そうじゃないと楽しめないので)、過度にしすぎなければいいわけです。
そのためにどうしたらいいか?というと。
前述したように、練習することです。
エンパス体質なのに感情移入しすぎないでいられる人は、練習を積んできて適度にスルー耐性があるわけです。
本人は無自覚かもしれません。
おそらく、創作物に感情移入しすぎて辛いので、処世術として境界線を引くようにし、自然と練習してきたのでしょう。
耐性がついたともいえるかもしれません。
私の場合、耐性がついたのもありますし、意識的に割り切る練習をしたのもあります。
私はスピリチュアル脳なんで、創作物を見てネガティブな感情を感じたら、鑑賞してる最中に内観してしまいがちですw
感情移入しすぎない練習の方法とは?
創作物に過度に感情移入しすぎないためには、普段から練習を積んでいき、耐性をつけるのもいいかもしれません。
その練習方法としては、普段から意識的にするという、当たり前で地味な方法です(汗)
おすすめとしては、これもドラマやアニメなどの創作物を使うことです。
創作物は、自分が実際に体験してるのでなく、自分は客観的に見る立場です。
それでも自分のように感じてしまうから困ってるんじゃないかと言われそうですが。
そうだとしても、自分に起きて体験してるのでなく、外側から見る立場です。
なので、自分が実際に体験しているのに比較すれば、境界線は引きやすいです。
特に感情移入しやすいのは、自分がハマっているものやドラマ性が強いものです。
自分が好きで推してる役者さんやキャラが出てるなども、気持ちが入りやすいです。
なので、それらではなく、あまりハマってなく悲劇性が少ない作品を練習に使う方がおすすめです。
何となく見てるものや、面白いけどハマるほどでなく、冷静に見られるものです。
冷静に見られるものだと、思い入れもないので、感情移入しすぎない練習もしやすいかなと。
物語に入り込むのでなく、外側から見てるのを意識して、距離を置いてみる練習をして、客観的に見るように練習してもいいと思います。