みなさん、こんにちは。
今年は、新型コロナウィルスの影響で、ありとあらゆる方面に、これまで経験したことの無いような変化がありましたね。
子供たちの通う学校、生活スタイル、仕事の取り組み方、変わらないものがないと言えるほどの変化ではないでしょうか。
ここに来てやっと、ご注文も戻りつつあると感じられるようになってきました。
ずっと遊んでいるわけにはいきませんからね。
先日、靴修理用のソールプレス機を輸入したのですが、お客様が荷物を開けると、ソールプレス機は無残な姿に...
本体は歪み、油圧計の脱落や、塗面剥離、釘で傷つけられた大きな穴など、到底商品と呼べるようなものではないソールプレス機だったのです。
結論から言うと、中国の工場から出荷された後、貨物船に乗るまでの間に荷物が転倒し、現場作業員の隠蔽工作なのか、木枠を大きな釘で修復し、その事実を報告もせず、輸出したということだったのです。
中国の取引工場でさえ知らないことを、日本側にお客様及び、私たちも知る由がありません。
今回輸入したソールプレス機に関しては、お客様にご迷惑をおかけしてしまい、たいへん申し訳なかったのですが、貿易ではこうしたリスクを完全に回避することは難しく、特に個人輸入の場合は、誰にもクレームをつけることができず、泣き寝入り状態です。
(ちなみに、今回輸入したソールプレス機の代金、送料、通関費用、配送代など全て弊社が負担しましたので、お客様には経済的な負担はかけずに済みました。)
私たちも10年以上、この仕事に携わってきて初めての出来事でしたので、ショックを隠し切れないのですが、今後の対策も考えなければならないこと、また、こうしたリスクも踏まえた上でもお客様サイドに立った事業運営を続けていきたいと改めて感じています。
代理店などを通さず、個人で輸入することで得られる経済的なメリットももちろんありますが、その場合は、リスクも十分に検討して、回避する方法を考えてくださいね。
今回の私たちの反省も踏まえて、感じたことを書いてみました。ご参考になればいいのですが。