「不思議な人生」と健康

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先日のある日曜日の午前、

京都の中心部の伝統あるおしゃれなカフェで、

異業種の友人が集まってフリートークを楽しみました。


その日のトークの中心は、

物理学を専攻してアメリカやドイツに留学し、

エレクトロニクス関係の大手企業で成果をあげつつ

鍼灸師の免許も取得され、

その後大学に移って

今日まで経営学の教授を務めておられる方でした。


その間世界160数ヶ国への旅の他、

カウンセリング、経営コンサルティング、

講演、音楽活動他の多彩な活動もされています。


自らも他人(ひと)からも「不思議な人生」を送る

風来坊と呼ばれるそうですが、

お忙しい身で社会生活を立派にこなしながら

様々な分野を楽しみながら、

世のため他人のために良かれのスタンスで

人生を歩まれてきたようです。


世の中にはこのようなマルチ人間を

たまにお見受けしますが、

では何故このような

「不思議な人生」が送れるのでしょうか?


敢えて言うなら、

分別知の人間頭と玉し霊(たましひ)の霊性・感性の

バランスのとれた人生だからだと思います。

そして、主従で言えば、霊性・感性の方が主体で、

だからこそ自然体で不思議な人生が送れるのだと思います。


不思議とは、思議(思ったり議論したり)

出来ない(不)ということで、

分別知の人間頭ではなくて

霊性・感性が働く結果おきるものだと思います。

そこに人間頭では理解できない

不思議な天の采配が働くからです。


そのような自由気侭とも映る生き方に対して、

周囲との摩擦やイジメ等のストレスは

やはりあったそうですが、

「なにくそ!!」という思いを仕事に向けて、

それが仕事の成果につながり、

逆に評価につながったようです。


まとめてみると、

1、心(玉し霊:たましひ:魂)の命ずるままに生きる、

2、自分にも他人にも良かれの心がある、

3、ピンチ(苦難)をチャンス(幸福)に変える姿勢がある、

4、こだわりがなく自然体である(素直である)、
5、やはり賢い(人間頭のクレバーと感性・

霊性のワイズを兼ね備えている)、

というところに収斂されると思います。

これは実は「健康の極意」でもあります。


学生時代、何かしらアメリカに行ってみたいと

日頃から思って(憧れて)いると、

たまたま河原町でアメリカ人に出会って話をしたところ、

「じゃあ、来ないか!?」とお誘いを受けて、

ホームステイなどしながらお金もかけずにアメリカ留学ができた。


結構忙しい仕事をこなしながら、

鍼灸師の資格を取りたいと思っていると、

夜間に学べる学校が見つかった。

通い始めるがなかなか多忙なものだから

時間に遅れたりするけれど、

仲間や先生たちの応援や配慮もあって資格が取れた。

同じようなバターンで他にも様々な資格が取れた。


そうこうしているうちに大学からお呼びがかかり、

これまでの経歴を活かして

今度は経営学の教授として今日に至るそうです。


そして、 研究と教育のポイントの一つが、

学生が本来持っているものを引き出すことのようですが、

これこそ自然治癒力をどのように引き出すかいう

医療の本質にも通じるものです。


ちなみに、「引き出す」はeduceで、

「引き出すこと」がeducationで、

この和訳が「教育」です。

単に知識を身に付け計算が出来るようになる、

それらはコンピュータやロボットに任せられることであって、

教育の本質ではないのです。


また、経営とは一般には企業の経営を思い浮かますが、

これは人間や社会あるいは国家の経営にも通じます。

なので、この方が東洋医学の知識とセンスを持ちつつ

経営学の研究と教育に携わっておられることは、

とても面白いし有意義なことだと思うのです。


健康と言うと○○健康法とか△△健康法等とありますが、

この方のように心の命ずるままに霊主体従で、

世の中のために良かれと自然体で生きる、

これが実は何よりの健康的な生き方だと思います。


健康とはhealthですが、

語源はギリシャ語のholosで全体と言う意味です。

英語のwhole(全体)やholy(神聖な)等もholosから来ています。


全体とは形で現すと円で、

三次元的には球です。

その全体・円・球の最たるものは宇宙ですが、

英語ではuni(一つの)verse(回るもの)で、

円通と訳すこともできると考えます。


宇宙とは無限絶対無始無終で、

それは言い換えれば神のことでもあるのですが、

宇宙が円・球であることは数学者ペレルマンが証明しており、

聖アウグスティヌスは「神の本質とは、

至る所に中心があり、

どこにも円周がない円である」と言っています。

holy(神聖な)がholosに由来する所以です。


六角田中医院的には、

「宇宙とは円通するものであり、

神の本質とは円通である」となります。

さらに、「人間は小宇宙であり小神(神の子)であり

本来円通するもので、

それを自覚し体感することが健

康の本質である」ともなります。


私達人間は小さな宇宙であり、

「天にまします我らの父よ」とか

「母なる大地」等と言われるように

宇宙大自然の子供でもあるのです。


これが本来の私達人間の実相です。

玉し霊(たましひ)の現れである霊止(ひと=人)と言われたり、

体や心よりも根源的なものとして位置付けられる霊が

spirit(私見ではspinするからspin-rit→spirit)

とされる所以だと思います。


以上のような形で健康・円通・宇宙・神・仏等を常に意識していれば、

不思議な人生を、そして真に健康な人生を送ることができると思います。

もちろん、いきいきわくわくの楽しい人生です。


それは恬淡虚無(てんたんきょむ: 虚空のように心がやすらかで

無欲であっさりしている様)と言う東洋医学の健康の理想でもあるのです。