水沢教会

後藤寿庵
医者になるために
長崎に行き
キリスト教に出会った

五島列島の五島をとって
後藤にしているとか……

人々に
キリスト教を伝えた


東北の地から
九州の長崎で
医学を学んだ 後藤寿庵
帰郷後
頂いた自分の領地に
堰を作り……
不毛の地を
水で満たし
人々の生活を豊かにした

私たちは爽やかな風の吹く
その田園地帯を見た

この人の人生はすごい

みんなに尊敬され
今も
その功績は
遺構として残り
水沢の地で
語り継がれている
なのに
寿庵は
キリスト教を
改心せずに
殉教している

そこまで信じ
命まで捧げることができる

領主でありながら
なんでそこまで……!!!

あの時代
幕府の命令は絶対的で
目の届かない東北の地でも
幕府の権威を恐れ
あちこちでたくさんの人が
無惨な見せしめにされ
殉教された

そのため
ほとんどの信者が
改心したろう……
もちろん
隠れて信仰した人もいるが…

マリア観音像 頭の裏に十字架が

殉教した人は
信仰の深さ
キリスト教の
叡智が
魂を
貫いていたのだろう……

キリスト教が
東北の地でも
しっかりと
根付いていたこと

初めて知って驚きました 

神に選ばれた…?
素晴らしい先達たち

わたしは
ふう…と
キリストの12人の弟子の
殉教と重なるのかな…?
と思えた

東北の地に
生々しい殉教の場所があり
それをめぐることで 
それぞれの人間の
生き様のドラマをみた

志ある者たちの
自分の足で歩き
忍耐強く
使命を果たすために
賢明に生きた姿が浮かぶ

海を渡り
ローマまで行つた侍もいる

あの時代でも
しっかりと
世界につながっていた
と知り
スゴイと感激した

それは
時の権力者の意向
(徳川幕府や伊達政宗など)
歴史に残る史実と
それを
実行し
支える人(家臣とか)の
守り抜こうとする忠義
それで
成り立っていた

日本社会の在り方かも……

逃げない
滅私奉公
逃げたら負け
ある意味 がんじがらめ
肉体的にも
精神的にも
磨かれる
そんな時に出会えたのが
キリスト教なのかも……




東京に着いて
息子のマンションへ

びっくり すごいじゃないか
おかん!!
本州横断してるキラキラ
ビックリしていた

山口から青森
やったねグッハート






観光地化されず 
静かにたたずむ巡礼地

残酷な黒歴史も
後世に伝えなければ
消えて無くなっていたろう

お世話される方々の
優しさやご苦労を思い
爽やかな風に揺れる
植えられた花々に
ほっとしましたよ……