電電公社の地下埋設石標 | 路上文化遺産と消火栓

路上文化遺産と消火栓

町を路上観察すると路上や木造建築物に、昭和レトロを感じます。
マンホールの蓋や、ホーロー看板、木製牛乳箱などが見つかります。
ここでは、路上文化遺産と消火栓・防火水槽を取り上げます。

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電電公社の地下埋設石標



電電公社の地下埋設石標です。



これは境界石・境界杭の第19弾です。




★日本電信電話公社の地下埋設石標★
日本電信電話公社はご存じのとおり、かつて電電公社と略称された特殊法人で、現在の日本電信電話株式会社(NTT)の前身組織です。

当ブログでも、電電公社関係はこれまで沼袋NTT社宅で見た日本電信電話公社の境界石を紹介しています。

今回取り上げた日本電信電話公社の地下埋設石標は、初めて見る稀なタイプです。
これは川崎市幸区内を通る府中街道の歩道で見かけました。
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電電公社の地下埋設石標があった場所は、川崎市給水装置センターの外溝部分でした。

電電公社の地下埋設石標をご覧ください。材質は御影石でしょう。 
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今まで見てきた電電公社の境界石は、空色に着色した公社章のものが多く、天井は赤や黄色く塗られていました。

ところが、今回見たタイプは公社章の下には、赤くLEとCS2(通信速度)と記されていました。

これは電電話公社の境界石ではなく、電電話公社の通信インフラを地下に埋設したことを標示した石標でしょう。
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この地下埋設石標の左側面は2.00、右側面に昭323と記され、恐らく設置されたのは昭和32年3月でしょう。

電電公社の地下埋設石標の正面をご覧ください。 
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このようにインフラ設備が埋設された地下埋設石標を見れたのは、貴重な体験といえるでしょう。



皆さん、電電公社の地下埋設石標をご覧になりませんか!?